公演詳細

主催公演

腹話術師たち、口角泡を飛ばす
構成・演出 ジゼル・ヴィエンヌ
作 デニス・クーパー(出演者との共作)
英語上演/日本語字幕

本音とタテマエがせめぎ合い、会議はカオスへと沸騰する―。
実在する腹話術師の国際会議をモデルに、
9人の腹話術師たちが個性豊かな相棒片手に息をもつかせぬトークをくりひろげる。
表向き社交的な会話は、ブラックな笑いをふりまきエスカレート。
かくれた本音が思わぬ瞬間に顔を出し、しだいに一人一人の孤独の淵があらわになっていく。
人形を介し人間のダークサイドをえぐる衝撃作を次々に発表し、
ヨーロッパ演劇界で異彩を放つジゼル・ヴィエンヌが、
ドイツ屈指の人形劇団「パペットシアター・ハレ」とかつてない会話劇を生み出した。
驚愕のテクニックで命を吹き込まれた人形たちが、あなたを白昼夢へとさそう。
公演情報
2017年5月11日(木)19:00
◆ ◆◆5月12日(金)18:30
会場:京都芸術劇場 春秋座 特設客席



関連企画
 ジゼル・ヴィエンヌ演出作品映像上映+トーク
 <無料・要事前申込み>
[トーク出演]
橋本裕介(KYOTO EXPERIMENT/ロームシアター京都 プログラムディレクター)
[日時]4月15日(土)15時~
[会場]京都造形芸術大学 映像ホール(人間館地下1階)
[お申込み先]京都芸術劇場チケットセンター

【構成・演出・舞台美術】

ジゼル・ヴィエンヌ Gisèle Vienne
1976生まれ。哲学科を卒業後、フランス国立高等人形劇芸術学院で学ぶ。振付家、演出家として活躍。2004年以降作家デニス・クーパーとのコラボレーションにより数多くの作品を生み出し、日本では『こうしておまえは消え去る』春秋座公演(KYOTO EXPERIMENT 2010京都国際舞台芸術祭公式プログラム)のほか、『Jerk』『マネキンに恋して―ショールーム・ダミーズ―』を上演。腹話術師やダンサー、さらにはアイススケート選手との共同製作も行う。05年以降は自身による写真やインスタレーションも発表。07年にはヴィラ九条山の招聘芸術家として5ヶ月間京都に滞在。

【作】デニス・クーパー Dennis Cooper
作家、詩人、批評家。同性愛や暴力、サディズム、ドラッグなど、過激な題材の作品で多いことで知られている。和訳されている主な著書に、『クローサー』(Closer 1989年)、『フリスク』(Frisk 1991年)、『その澄んだ狂気に』(Wrong 1992年)、『ジャーク(Jerk 1994年)がある。



レビュー

本作品は、1時間40分にわたって終始リアルで、孤独、屈辱、死を描きだすと同時に、愛(少なくともその存在の可能性)についても言及している。(・・・)腹話術という妙技を通し、オリジナルかつ感動的なやり方で、多くの真実をあぶり出すヴィエンヌとクーパーの手腕は見事である。―――Hector Pascual Alvarez

『腹話術師たち、口角泡を飛ばす』は、つまるところ、腹話術師たちの抱えるトラウマ、孤独、絶望をテーマにしている。(・・・)また、作品には消せない記憶や喪失が渦巻いている。聞こえてくる声は、結局のところ自分の声以外の何者でもない。人形の人格は、腹話術師が設定したものであり、常に創造者の影から逃れることはできない。腹話術師が手を差し込むことで、人形に命が吹き込まれるが、その体が一つの生として自立することはない。
これは喜劇ではない(だからと言って悲劇でもない)。むしろ、自分の分身を使って、ナルシスティックに近い形で、自らの内的な葛藤を模索する人々を描いた実存的演劇作品である。人形が話す言葉は、そのまま自分に返ってくる。―――Michael J. Kramer
チケット情報
整理番号付自由席
*各回開演10分前より整理番号順にてご入場いただきます。

友の会先行発売 2017年3月7日(火)
一般発売 2017年3月8日(水)

一般 4000円
京都芸術劇場 友の会 3500円
学生・ユース(25歳以下)2500円  友の会について※2月27日(月)までのご入会で、先行発売でのご購入が可能です。
瓜生山学園生 2000円

*学生・ユース(25歳以下)は要証明書提示
*車椅子をご利用のお客様、足の不自由なお客様は、京都芸術劇場チケットセンターまでお知らせください。
*一部刺激の強い表現があります(12歳以上推奨)。
5月春秋座現代演劇お得なセット券
木ノ下歌舞伎「東海道四谷怪談-通し上演-」5月21日(日) 京都芸術劇場 春秋座とのお得なセット券あります。
2演目一般8000円のところ、7200円でご覧いただけます。ご予約は、京都芸術劇場チケットセンターまで。

 

その他プレイガイド

その他
[構成・演出]ジゼル・ヴィエンヌ
[作]デニス・クーパー(出演者との共作)
[出演・共同創作]ジョナタン・カプドゥヴィエル、ケルスティン・ダレイ=バラデル、ウタ・ゲーベルト、ヴィンツェント・ゲーレ/<パペットシアター・ハ レ>パフォーマー:ニルス・ドレシュケ、ゼバスティアン・フォルタク、ラース・フランク、イネス・ハインリッヒ=フランク、カタリーナ・クンマー
[照明]パトリック・リウ
[サウンドデザイン]KTL (スティーヴン・オマリー&ピーター・レーバーグ)
[製作]パペットシアター・ハレ(ハレ/ザーレ)、DACM(ストラスブール)


[共同製作]ナ ンテール-アマンディエ国立演劇センター、フェスティバル・ドートンヌ・パリ、レ・スペクタクル・ヴィヴァン-ポンピドゥ・センター、オルレアン=ロワ レ=サントル国立演劇センター、 TJP アルザス国立演劇センター(ストラスブール)、ル・マイヨン ストラスブール劇場 、ラ・バティ ジュネーヴ・フェスティバル、カンプナーゲル-ハンブルク国際サマーフェスティバル、カゼルネ バーゼル、ル・パルビス タルブ国立舞台(ピレネー)、フライブルク劇場、ボンリユー アヌシー国立舞台、hTh モンペリエ国立演劇センター、フィデナ・フェスティバル(ボーフム)

[助成]ドイツ連邦政府文化財団、一 般社団法人プロ・ハレ、ザーレ・シュパーカッセ銀行、バーゼル=シュタット准州/バーゼル=ラント准州ダンス演劇専門委員会、アンスティチュ・フランセ [Théâtre Export] 、アンスティチュ・フランセ・ドイツ-演劇・ダンス部門、SACDボーマルシェ協会、在ニューヨーク・フランス大使館文化部

[助成(ジゼル・ヴィエンヌカンパニーに対して)]文化コミュニケーション省、Drac アルザス=シャンパーニュ=アルデンヌ=ロレーヌ グラン・テスト地域圏、ストラスブール市、バーゼル=シュタット州文化部
ジゼル・ヴィエンヌは2014年よりナンテール-マンディエ国立演劇センターのアソシエイト・アーティストです。
本ツアーはアンスティチュ・フランセより助成をうけています。


[協力]SPAC-静岡県舞台芸術センター