舞台芸術研究センターとは

京都造形芸術大学舞台芸術研究センターは、舞台芸術の創造過程の総体を研究対象として、乖離しがちであった「創造の現場」と「学術研究」とのより有機的な結びつきを図るべく、2001年4月に発足し、2009年3月まで「私立大学学術研究高度化推進事業・学術フロンティア」の助成を受け、活動を続けてきました。(幸い、2009年度から文部科学省の新しい助成金を受ける予定です。)

学内劇場である「京都芸術劇場」(歌舞伎劇場である春秋座 ならびに多目的小ホールの studio 21) を活用し、京都造形芸術大学舞台芸術学科を中心とした学内研究員による上演・研究活動を組織すること、学外および国内外の研究者および研究機関との共同研究、国内外の舞台芸術創造拠点との共同作業など、舞台創造の現場と密接に連携をとった研究・創造のネットワーク作りを目指します。

2009年4月からは、従来の劇場企画運営室を包摂した新しい組織としての舞台芸術研究センターが発足しました。従来の「実験上演」に加えて、より広い観客を対象とする「普及公演」も行うこととなりました。日本の伝統演劇から現代の先駆的舞台表現まで、アジアの芸能から欧米の前衛まで、「グローバル化」の世界における舞台芸術の力線を鋭く捉えつつ、舞台上演と舞台芸術の理論的分析とを、ダイナミックに組み合わせていきます。

実験的舞台上演のデジタル映像化、理論的分析の成果の印刷物による刊行、研究者・専門家による公開討議なども、従来と等しく行います。

特に舞台芸術学科の授業や、大学院のそれとの横断型企画による、研究成果の教育分野への還元も、積極的に展開していく予定です。

センター所長より

生まれつつある伝統

京都市の北郊に建つ京都造形芸術大学に、わが国の大学には珍しい春秋座という、キャパシティ800席あまりの本格的舞台があって、 年間を通じて東西古今の演劇やパフォ-マンスが上演されていることは、舞台芸術関係者はもとより、一般にも広く知られるようになりました。2001年以 来、その春秋座とstudio21を拠点に活動してきた本センタ-には、いま、それなりの「伝統」が生まれつつあります。いうまでもなく、それは本センタ -が、「学術」と「創造」の融合という、これからの舞台芸術にとって避けて通れない課題に向かって歩んできた結果で、500メ-トルのスピ-ドスケ-トで いえば、スタ-トダッシュのあと、第一コ-ナ-を通過したあたりが、現在のセンタ-の位置と言えるでしょうか。とすれば、今後しばらくは、その「伝統」 の、いっそうの充実が課題となります。さいわい、2つの文化庁助成事業に加え、2013年度から、本センタ-は文部科学省の共同利用・共同研究拠点事業に 採択されました。本センタ-が、名実ともにわが国の舞台芸術研究の「拠点」となる環境は十分に整っているのです。

天野 文雄

2016年度舞台芸術研究センター構成員

所長
天野文雄(舞台芸術研究センター教授、能楽研究)
所長補佐
森山直人(舞台芸術学科教授、演劇批評)
舘野佳嗣(プロデューサー)
主任研究員
浅田彰(大学院学術研究センター所長、批評家)
天野文雄(舞台芸術研究センター教授、能楽研究)
岩村原太(舞台芸術学准教授、照明/センター技術統括)
小坂部恵次(舞台芸術研究センター技術監督)
小崎哲哉(『REALTOKYO』『REALKYOTO』発行人兼編集長、学術研究センター客員研究員)
川村毅(舞台芸術学科教授、劇作家・演出家)
田口章子(創造学習センター教授、歌舞伎研究)
舘野佳嗣(プロデューサー)
平井愛子(舞台芸術学科長、演技論)
森山直人(舞台芸術学科教授、演劇批評)
八角聡仁(近畿大学教授、批評家)
山田せつ子(ダンサー・コレオグラファー)
渡邊守章(芸術学部客員教授、演出家)
客員研究員
木戸敏郎(演出家)
倉田修次(撮影監督)
橘市郎(春秋座顧問プロデューサー)
久野敦子(公益財団法人セゾン文化財団事務局長兼プログラムオフィサー)
松田正隆(立教大学教授、劇作家、演出家)

アーカイブ

京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター
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