2019年度 公開連続講座 「日本芸能史」~女性と芸能

日本は、女神信仰に起源を持つ女性の霊性が守ってきた国である。日本の古代のヒメ・ヒコ制は、邪馬台国の卑弥呼と弟の例がよく知られているが、邪馬台国に限られず、古代日本の各地で行なわれ、その伝統を受け、現在もヒメとヒコの名を持つ一対の神社が百社近くある。根底には神との交流能力の強い女性の霊性が兄弟を助けるという信仰があり、沖縄のおなり神信仰も典型例である。仏教や儒教の女性差別思想、欧米流男女平等観などの浸透で、姿を消したはずの女性祭祀が、伊勢神宮斎宮、宮中祭祀として継承され、伝統的家庭で女性の管 理する神々が存在することも、女性の霊性ぬきに説明することはできない。
日本の芸能は女神を祀る祭祀から誕生した。本講座では、作品の主題、役者の演技、演出、劇場構造などの、細部にまで浸透している女性の霊性への信仰について考える。

日程

前期(全14回)2019年 4月 15日 – 7月 15日
後期(全14回)2019年 9月 23日 – 12月 23日
毎回 月曜日 午後4時30分- 5時50分

受講料

各期 1万5千円

会場

京都芸術劇場春秋座(京都造形芸術大学内)

受講資格

学習意欲のある方なら、どなたでも受講いただけます。

前期

1 4月15日 総論 祭りと女性 諏訪春雄
2 4月22日 日本舞踊 藤間勘十郎
3 4月29日 華道 池坊専好
4 5月6日 天野文雄
5 5月13日 糸操り人形 十二代目結城孫三郎(結城座)
6 5月20日 狂言 野村万作 (聞き手 天野文雄)
7 5月27日 説経浄瑠璃 若松若太夫
8 6月3日 絵解き 小野俊成
9 6月10日 曲舞(うたまい) 市比賣神社 (解説 木戸敏郎)
10 6月17日 上方舞 山村友五郎
11 6月24日 歌舞伎 田口章子
12 7月1日 相撲 内館牧子
13 7月8日 女性と芸能ー小屋から劇場へー 諏訪春雄
14 7月15日 壬生大念佛狂言 壬生大念佛講

後期

1 9月23日 総論 女性と演技 諏訪春雄
2 9月30日 長唄 今藤政太郎
3 10月7日 常磐津 常磐津都㐂蔵・常磐津都史
4 10月14日 神楽 小林泰三
5 10月21日 講談 神田松之丞
6 10月28日 片山九郎右衛門
7 11月4日 綾切の舞 大阪楽所 (解説 木戸敏郎)
8 11月11日 王権と女性 諏訪春雄
9 11月18日 日本舞踊 坂東温子
10 11月25日 狂言 茂山忠三郎
11 12月2日 京舞 井上八千代
12 12月9日 女義太夫 鶴澤津賀寿 竹本京之助  (聞き手 田口章子)
13 12月16日 からくり 山田和人
14 12月23日 乙女文楽 ひとみ座

お問い合わせ・資料請求先

*2019年度より受付窓口が変わります。
窓口にてお申し込み・お支払いただくか、お電話にてお問い合せください。
京都芸術劇場チケットセンター【春秋座入口右手】
606・8271 京都市左京区北白川瓜生山2・116
電話 075・791・8240
電話・窓口受付 月曜日~金曜日/午前10時~午後5時
休日/土曜日・日曜日・祝日・年末・年始・他 入試等による臨時休業日

受講に際してのお願い

一旦納入いただいた受講料は返還いたしかねますので、予めご了承ください。
当講座は日時を指定した特別講義によるオムニバス授業につき、台風や交通機関の不通等によりやむを得ず休講になった場合、補講はできない場合があります。またその際の休講分の受講料は返還いたしかねますので、予めご了承ください。
天候による休講や、講師の変更が生じる際は、本ホームページにてお知らせいたします。

天災による休講措置について

  • 京都・亀岡地区内の京都市に「暴風警報」、「暴風雪警報」、「特別警報」のいずれか
  • 京都市の左京区北白川学区に「 避難準備・高齢者等避難開始」、「避難勧告」、「避難指示」のいずれか が開講当日の正午の時点で、発令中、または正午以降に発令された場合、または
  • 京都市左京区に震度4以上の地震が、当日発生した場合
    当日の講座は休講いたします。