研究拠点では、京都芸術大学を活用し、優れた舞台作品の創造をめざして、多種多様な劇場実験(=ラボラトリー機能)をこれまで実践してきました。
これまでの研究成果の概要をまとめた『アニュアルレポート』を以下、PDFで公開しております。
第Ⅰ期(2013~2018年)に実現した公演として、以下のようなものがあります。
※以下、当該公演のベースとなった本研究拠点で行われた劇場実験当時のものと、公演時の写真が含まれています。
(2021年5月、京都)
村川拓也作、演出による演劇作品。2021 年 2 月 に行われた劇場実験の成果を元に、同年5月に京都芸術大学の大学開学30周年記念・劇場20周年記念公演として上演された。(主催:京都芸術大学舞台芸術研究センター)
(2021年6月、京都)
現代アーティスト・田村友一郎による領域横断的な映像パフォーマンス作品。田村が初めて劇場で発表した作品となった。2019年度の劇場実験の成果を踏まえ、2021年6月に京都芸術大学の大学開学30周年記念・劇場20周年記念公演として上演された。(主催:京都芸術大学舞台芸術研究センター)
(2021年8月、東京/2021年8月、京都)
川村毅作・演出による演劇作品。2011年に白井晃の演出により初演された。2018年度の公開研究会「モノローグの可能性について」(2018年10月/京都芸術劇場 春秋座)、及び2019年度に実施されたテーマ研究の成果を踏まえ、原作者自らによる演出によって、2021年8月に東京と京都(大学開学30周年記念・劇場20周年記念公演)で上演された。(主催:京都芸術大学舞台芸術研究センター)
第Ⅰ期(2013~2018年)に実現した主な公演として、以下のようなものがあります。
※以下は、当該公演のベースとなった本研究拠点で行われた劇場実験当時の写真です。
(2016年12月、京都/2018年6月静岡)
ポール・クローデル作、渡邊守章が翻訳・構成、演出、高谷史郎(映像)が美術を担当した演劇作品。2014年度に実施されたテーマ研究「近代日本語における〈声〉と〈語り〉」、及び2015年度に実施された劇場研究の成果を踏まえ、2016年12月に、日本初演として上演された(上演時間8時間)。2018年6月に、舞台芸術研究センターとSPAC(静岡県舞台芸術研究センター)の共催により、静岡芸術劇場で再演されている。
(2016年1月、京都/2016年8月、愛知)
映像作家・伊藤高志による領域横断的な映像パフォーマンス作品。2015年度に実施した劇場実験での成果を踏まえ、2016年1月に京都で上演された。同年8月には共同利用・共同研究拠点の協力のもと、あいちトリエンナーレ 2016 映像プログラムとして再演された。
(2015年11月、東京)
マヤコフスキー作、三浦基が演出、空間現代が音楽を担当した演劇作品。2015年度に実施した公募研究「マヤコフスキー研究―詩人の仕事の解明と新しい演劇言語の開発」の最終日に実施した劇場実験「マヤコフスキー研究」が評価され、同年11月に「フェスティバル/トーキョー15」で上演された。
(2015年9月、京都/2016年2月、東京)
振付・構成・出演を白井剛とキム・ソンヨン、映像写真を荒木経惟が担当したダンス作品。
2014年度に韓国、仁川アートセンターで行われた研究会、および京都造形芸術大学で実施した劇場実験の成果を踏まえ、2015 年 9 月 に京都芸術劇場春秋座で上演され、その後、2016 年 2 月に東京世田谷パブリックシアターで上演された。