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大学開学30周年記念・劇場20周年記念公演 加藤登紀子コンサート2021
時には昔の話を~生きるための歌~

未来への窓を開けるために、
刻まれた足跡を歌で辿るコンサート2021

どんな歌もその時代の光と影を映しだす大切な歴史です。
加藤登紀子の歌った代表曲の多くが、時代と運命をともにした人々の歳月と深く結びついています。スタジオジブリ映画「紅の豚」での「さくらんぼの実る頃」は、約150年前、フランスで起こったパリ・コミューンを象徴する歌。「琵琶湖就航の歌」「カチューシャの唄」は、約100年前、日本の新しい時代の始まりを映し出した歌。ディスカバー・ジャパンの波の中で日本の美しさを思い出させた「知床旅情」。ベトナム戦争の中で世界の若者を繋いだ「花はどこへ行った」。時代の転換期に大きな勇気をうたった「百万本のバラ」…コンサート2021は、今この時を生き抜くために、それぞれの歌から大きな希望を受け取れるよう、ひとつひとつを大切に歌います。

【加藤登紀子さんよりメッセージが届きました】

5月29日京都春秋座コンサート、開催決定です!
緊急事態宣言が今月末まで延長になりましたが5月29日の京都芸術劇場、春秋座のコンサートは開催できることになりました。
万全の対策の元、客数を50パーセントに抑えての開催です。
心配して下さった皆様に、改めてご案内したい、と思います。
ぜひ、コンサート会場にお越しください。

今回の春秋座コンサートは「時には昔の話を〜生きるための歌」のタイトルで、1部には「琵琶湖周航の歌」「ひとり寝の子守唄」「知床旅情」など、私の代表曲をその歴史的なバックグランドを踏まえて歌ってみたいと思っています。

そのほかに、このコロナ禍で作詞作曲した「この手に抱きしめたい」や去年NHKラジオ深夜便で流れた「未来への詩」、そして先日、西本願寺で発表した愛唱歌入選作3曲も初披露します。本当に素敵な曲が生まれて、コンサートで歌っていけるのを楽しみにしています。

2部は、私の選び抜いたレパートリーで「100年を語る」という壮大なテーマです。「紅の豚」の時代背景がちょうど100年前なので、振り返って見るのにちょうどいい時かな、と思います。「暗い日曜日」「今日は帰れない」「カチューシャの唄」、そして「さくらんぼの実る頃」「愛の讃歌」「時には昔の話を」など、大好きな歌ばかり。

今年のコンサートの大事なスタートになります。どうぞ応援してください。
まだまだいろんな心配はありますが、今できることに最大限の思いを込めて、特に今は、京都で歌えることに精一杯向き合っていきたいと思います。

2021.5.12 加藤登紀子