京都芸術劇場 春秋座 藤間勘十郎芸術監督プログラム 芸術監督 藤間勘十郎の芸能講座
第一回 芸術監督vs.芸術監督
毎回、藤間勘十郎が話を伺いたい様々なジャンルのゲストをお迎えし、実演も交えながら芸能の奥深さ、豊かさの源泉、そして楽しさを探ってまいります。
第一回は国立劇場おきなわから金城真次芸術監督をお迎えして、琉球芸能と日本舞踊の相違点や真髄、その魅力に迫ります。
京都芸術劇場 春秋座 芸術監督 藤間勘十郎
_
<実演演目>
古典女踊『諸屯(しゅどぅん)』金城真次
この作品は、女性の強い思いをただただ内に秘め、抑制された所作で展開する舞踊です。静かな足の運びや、女踊特有のこねり手などにもご注目ください。
日本舞踊『傾城音羽獅子(けいせいおとわじし)』藤間勘十郎
六世藤間勘十郎が大川橋蔵丈のために女形の獅子物として構成し作った作品。獅子物によくみられる毛振りとは異なる獅子の演出をお楽しみください。
藤間勘十郎
昭和55年3月母三世藤間勘祖と父梅若桜雪のもとに長男として生まれる。祖父と母の後を継ぎ歌舞伎の振付、演出を手掛ける。昭和58年4月『七世宗家継承の会』にて藤間凌(リョウ)を名乗り長唄『雨の五郎』で初舞台。61年11月『第一回藤間康詞リサイタル』にて藤間資真(スケマサ)を名乗る。平成2年9月『宗家藤間流襲名舞踊会』にて二世・藤間康詞(ミチノリ)を襲名。14年9月『二世勘祖13回忌追善三世勘祖・八世勘十郎襲名舞踊会』にて八世宗家・藤間勘十郎を襲名。令和5年11月春秋座芸術監督に就任。
ゲスト:金城真次氏
国立劇場おきなわ芸術監督。玉城流扇寿会師範。谷田嘉子、金城美枝子に師事。沖縄県指定無形文化財「琉球歌劇」保持者。沖縄タイムス芸術選賞奨励賞(演劇)受賞。国立劇場おきなわ組踊研修修了。
主催:京都芸術大学 舞台芸術研究センター