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「猿翁アーカイブにみる三代目市川猿之助の世界」第三回フォーラム ~『奥州安達原』にみる古典の新演出~

三代目市川猿之助(二代目猿翁)さんから京都造形芸術大学に寄贈いただいた
貴重な歌舞伎関係資料をもとに、三代目猿之助の軌跡をたどるフォーラムの3回目。
今回は「古典の新演出」をキーワードに、『奥州安達原』を取り上げ、
三代目猿之助が渾身の力を注ぎ続けた<伝承>と<創造>について考えます。

プログラム
第一部 『奥州安達原』ダイジェスト映像上映と解説
ゲスト:石川耕士(脚本家)

第二部 三代目猿之助の、古典への取組
ゲスト:水落潔(演劇評論家)


三代目市川猿之助(二代目市川猿翁)

1939年(昭和14)生まれ。つねに「時代とともに生きる歌舞伎」をめざし、伝統の継承と創造に全身全霊をかけて走り続けている。「猿翁十種」をはじめとする家の芸の継承はもとより、『義経千本桜』『加賀見山再岩藤』などの古典歌舞伎の再創造、『菊宴月白浪』『競伊勢物語』などの古劇の復活、さらには『ヤマトタケル』や『新・三国志』シリーズなどのスーパー歌舞伎の創造まで、パワフルな活動はみごとな芸術的完成を見せる。現代歌舞伎に多彩で豊穣な成果をもたらしてきた演劇活動の中から「三代猿之助四十八撰」を制定した。歌舞伎にかける熱い思いと革新的な発想は、三代目市川猿之助が育てた弟子たちにも確実に受け継がれている。平成24年新橋演舞場において、祖父が名乗った猿翁の名を二代目として襲名し、甥の市川亀治郎に猿之助の名を譲った。京都造形芸術大学では、平成5年に芸術学部教授、平成12年~17年副学長に就任。集中講義では学生に歌舞伎の実技実演指導も行なった。同大の春秋座には徳山詳直前理事長とともに劇場の構想・設計から関わる。初代芸術監督として、こけら落し公演の『日本振袖始』はじめ、数々の舞台を企画し出演した。

三代目市川猿之助(二代目猿翁)約2万点の貴重資料を復元し後世へ
クラウドファンディングによる寄附金を募集しております

※募集は締め切りました。ご協力誠にありがとうございました。

平成28年5月、三代目市川猿之助(二代目猿翁)氏から、京都造形芸術大学に歌舞伎関係資料—映像約2500本、書籍約7700冊、公演パンフレット約1400冊、その他膨大な台本、舞台写真など約2万点にものぼる貴重な資料を寄贈いただきました。
これらの資料は三代目猿之助の偉業だけでなく、昭和、平成の歌舞伎の歩みを知ることができる貴重なものばかりです。
この三代目猿之助の歌舞伎人生そのものともいえる寄贈資料を、歌舞伎の世界だけでなく広く舞台芸術の歴史の一部として後世へと受け継ぐために、皆さまのお力をお貸しください。
また、本プロジェクトへの寄附金については税法上の優遇措置があり、ご支援いただいた皆様には特典もございますので、ぜひ皆さまがお持ちのSNS等での発信、ご興味がありそうな方への告知についてご協力いただければ幸いです。

目標金額:2,000,000円
寄附募集日数:60日
寄附募集終了:2018年05月31日 23:00

詳細はこちら☞