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木ノ下歌舞伎オープンラボ
第二回「古典のオンガク 現代のオンガク」

古典と現代の表現を繋げて考える
実験的・実践的レクチャーシリーズ開講!

木ノ下歌舞伎の活動の根本にある古典の「研究」と、古典を現代化することによる「普及」という2つのテーマをもとに、実験の場(オープンラボラト リー)を公開します。
〈温故知新〉という言葉通り古典芸能は知恵の宝庫であり、現代の表現者が学べるところは数多くあります。
古典芸能と現代演劇の双方が刺激しあいながら向上 していくことと、双方の観客層を流動させていくことも視野に入れ、木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)のナビゲートのもと、ゲストによる実演を交えた 連続レク チャーシリーズがはじまります。


第二回「古典のオンガク 現代のオンガク」

「コトバ」をテーマに『竹取物語』の現代化に迫り好評を得た第一回につづいて、第二回は「オンガク」をテーマに開催いたします。
今回は豊澤龍爾さんをゲストにお迎えして、文楽三味線を中心に古典の音楽について掘り下げながら、現代の音楽との違いや共通点、古典の現代化について探っていきます。

ゲスト
豊澤龍爾(文楽三味線奏者)

1980年大阪府堺市生まれ。ピアニストの父とヴァイオリニストの母のもと、幼少よりクラシックギター、エレキベース、フラメンコギター に親しむ。コントラバス奏者を目指し、故 奥田一夫氏に師事。音楽大学受験を予定していたが、直前に腹膜炎で入院し断念。退院後、太棹三味線の低い音色に惹かれ文楽の世界へ。

[芸 歴]
平成12年 4月 国立劇場文楽第19期研修生となる
平成14年 4月 豊澤富助に入門、 豊澤龍爾と名のる
平成14年 7月 国立文楽劇場で初舞台

[受賞歴]
平成22年 4月 第38回(平成21年度)文楽協会賞
平成27年 3月 第34回(平成26年度)国立劇場文楽賞文楽奨励賞
平成28年 4月 第44回(平成27年度)文楽協会賞

ナビゲーター
木ノ下裕一

木ノ下歌舞伎主宰。1985 年和歌山市生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受け、古典芸能への関心を広げていく。京都造形芸術大学(映像・舞台芸術学科)で現代の舞台芸 術を学び、2006年に古典演目の現代的上演を行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。作品の補綴・監修という立場をとりつつ、様々な演出家とタッグを組みながら創作 するスタイルをとっている。『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネート。平成28年度文化庁芸術祭新人賞受賞。平成29年度芸術文化特別奨励制度奨励者。その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。