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琉球舞踊と組踊 春秋座特別公演  

琉球王朝時代、王の代替わりの際に中国から訪れる使者・冊封使をもてなすためにうまれた式楽「組踊」(くみおどり)。同じく宮廷でうまれた格式高い作品から、市井の生き生きとした暮らしを描いた作品まで、彩り豊かなラインナップをそろえる琉球舞踊と喜歌劇を、今年も春秋座で披露します。

 

 

プログラム

解説とおはなし
  金城真次(国立劇場おきなわ芸術監督)

【第一部】琉球舞踊と喜歌劇
「かぎやで風」 
  嘉数道彦・知念亜希・廣山えりか・伊波留依
「上り口説」  上原崇弘
「瓦屋」    新垣悟
「取納奉行」  佐辺良和
喜歌劇「夜半参」
  里之子  嘉数道彦
  忍びの女 廣山えりか
  三良   上原崇弘
  三良の妻 知念亜希
  亀謝   玉城匠
  亀謝の妻 伊波留依

【第二部】組踊
「花売の縁」

  立方指導:宮城能鳳(人間国宝) 地謡指導:西江喜春(人間国宝)
  森川の子 佐辺良和
  乙樽   新垣悟
  鶴松   渡名喜苺英
  猿引   玉城匠
  猿    富島花音
  薪木取  嘉手苅林一

  地謡
  歌三線  西江喜春 花城英樹 玉城和樹 大城貴幸
   箏   宮里秀明
   笛   宮城英夫
  胡 弓  川平賀道
  太 鼓  比嘉聰(人間国宝)_

 

作品解説
かぎやで風(かじゃでぃふう)
祝宴や儀式の場において最初に踊られる祝儀舞踊で、子孫繁栄、国家安泰、五穀豊穣の思想が色濃く込められています。琉球舞踊の基礎基本とされ、無駄のない所作の中に凛とした美しさを感じさせます。

上り口説(ぬぶいくどぅち)
「上り」とは琉球から薩摩(鹿児島)への旅の事で、琉球王国時代には公務での出張が頻繁だったようです。琉球の使者が首里城を出発して、那覇港までの道中と人々の様子、那覇港から薩摩の港までの道行きを写実的に描いています。

瓦屋(からやー)
月眺めを主題としていることから、かつては「月見踊り」と称されていました。古典女踊の典型的な様式で踊られ、十五夜の清らかな月を愛でる所作や、我が家で待つ愛する人への思いを手踊りの美しさで表現します。

取納奉行(しゅぬぶじょう)
意気揚々とやって来る年貢徴収の役人を接待するために、島民や娘たちが大騒ぎしている様子がコミカルに描かれています。曲は早弾きで物語風に筋立てて歌われ、振りは軽快なリズムに乗せながら「姉小舞(アングヮーモーイ)」と称される自由奔放な所作が巧みに取り入られています。

喜歌劇「夜半参」(やはんめー)
沖縄芝居は、明治中期に沖縄県民の娯楽として誕生しました。沖縄芝居である本作品は、1910(明治43)年の初演で、数々の名作を世に送り出した我如古弥栄(がねこやえい)作の短編喜歌劇です。
〈あらすじ〉恋の成就の為、お百度参りに来る若い女性。その噂を聞きつけた村の男二人は、こっそりと様子を窺いに出かけます。念願叶った女は、意中の若侍とめぐり会い、二人の恋は成就しますが、納得いかない村の男二人。その妻二人も夫の行方を捜しに出かけ、てんやわんやの騒動となります。

組踊「花売の縁」(はなうりのえん)
敵討物や孝行物が多い組踊の中で、親子や夫婦の情愛を描いた名作として愛されている作品です。髙宮城親雲上(たかなーぐしくぺーちん)の作品とされ、生活苦により離ればなれに暮らさざるを得なかった家族の再会が描かれており、猿引と猿の芸や、薪木取の名台詞など、独自性に富んだ見どころ聞きどころが多い作品です。
〈あらすじ〉首里の下級士族・森川の子(むりかわぬしー)は、色々な不幸が続き生計が立ちゆかなくなったため、妻の乙樽(うとぅだる)と幼子鶴松を首里に残し、単身で山原の大宜味へと出稼ぎに出たきり、音信不通となります。それから12年の時が過ぎ、良家の乳母として働き安定した生活を得た乙樽は、成長した鶴松を連れ、夫を探す旅に出ます。

主催:学校法人瓜生山学園京都芸術大学舞台芸術研究センター・公益財団法人国立劇場おきなわ運営財団
沖縄県文化資源を活用した沖縄観光の魅力アップ支援事業

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