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KYOTO EXPERIMENT 2012 公式プログラム 池田亮司『datamatics [ver.2.0]』 アーティスト・トーク 
「datamatics をめぐって」

池田亮司 (モデレーター:浅田彰)
池田亮司は、テクノミニマル・ミュージックとも言うべき音響の実験から出発し、さらに同じ原理で構成された視覚的要素をも作品に取り込むことでテクノミニマル・アートとも言うべきジャンルの世界的なリーダーと見なされるまでになりました。「あいちトリエンナーレ2010」で話題を呼んだ「spectra」は、そのモニュメントと言っていいでしょう。

池田亮司が2006年から展開してきた「datamatics」は、膨大なデータの流れをオーディオヴィジュアルな要素に変換して作品化していくものですが、2012年に書物としてまとめられた段階で、「datamatics」を総括するオーディオヴィジュアルコンサートを開催し、それについて池田亮司自身から詳細な話を聞く機会を設けることにしました。なお、池田亮司は2012年から量子計算をテーマとする新シリーズ「superposition」に取り組んでおり、予告も含めてそれに関する話も聞くことができるでしょう。自作について余計な話をすることを嫌うアーティストから詳細な背景説明を聞く貴重な機会として、ひいてはアートとテクノサイエンスの先端的な出会いを目撃する機会として、ぜひ注目していただきたいと思います。

KYOTO EXPERIMENT 2012 公式プログラム
池田亮司
datamatics [ver.2.0]
KYOTO EXPERIMENT 2012
主催:京都造形芸術大学大学院
共催:京都造形芸術大学舞台芸術研究センター
KYOTO EXPERIMENT