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P.P.Pasolini’s Calderon『カルデロン』

川村毅 構成・演出
パゾリーニ 戯曲集全6作品上演シリーズ・最終章


イタリアの詩人・映画監督として知られるピエル・パオロ・パゾリーニ。川村毅構成・演出により、パゾリーニ戯曲集に収められた全6作品を、初翻訳日本初演する企画の最終章です。京都では、2011年『豚小屋』、2012年『騙り。』と連続上演しました。最終年となる今年は公演『カルデロン』のほか、関連企画として、川村毅とゲストによるトーク、『豚小屋』『騙り。』そして東京のみの上演だった『オルジァ(リーディング)』『文体の獣』も含めた映像上映会、そしてリーディング『ピュラデス』を開催いたします。パゾリーニ戯曲連続上演(上映)企画が、没後30年以上たつパゾリーニの作品が今日の私たちをなぜ惹きつけるのかを探る機会になることを願っております。

京都造形芸術大学舞台芸術研究センター

 

公演『カルデロン』
作:ピエル・パオロ・パゾリーニ 翻訳:田之倉稔
構成・演出:川村毅 衣裳・美粧:宇野亜喜良

出演:若松武史、河合杏南/笠木誠、大沼百合子/谷部央年(俳優座)、中村崇、柊アリス/蘭妖子/新橋耐子

照明:奥田賢太(colore) 音響:原島正治 映像:今西祥太 衣裳:美粧助手、 野村直子
ヘアメイク協力 :川村和枝(p.bird) 衣裳制作: 宮村泉
演出助手:小松主税 舞台監督:小笠原幹夫(劇工房 双真)

翻訳協力:ロレータ・グアーリオ
宣伝美術:マッチアンドカンパニー(表1)、 制作:平井佳子/ティーファクトリー
協力 イル・チェントロ ダンテ・アリギエーリ協会東京支部、公益財団法人セゾン文化財団、ケイセブン中村屋、文学座、J.CLIP、俳優座、ストローハウス、キャンパスシネマ
(京都公演)
主催 京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター
後援 イタリア文化会館大阪

ピエル・パオロ・パゾリーニ
1922年イタリア・ボローニャで、ファシスト軍人の父と元教師の母の長男として生まれる。飛び級でボローニャ大学文学部に入学、ロベルト・ロンギに師事。ファシスト政権におけるイタリア語統一の中で方言での表現を模索し、20歳で処女詩集「カザルサ詩集」を自費出版。22歳の時、方言による戯曲『フリウリのトルコ人たち』執筆開始(没後76年発表)。1956年フェデリコ・フェリーニ監督より「カリビアの夜」共同脚本の依頼を受けたのをきっかけに、次々と映画作品を発表、国際的評価を得る。75年『ソドムの市』撮影直後、ローマ郊外の海岸で他殺体で発見されたが、事件の真相は未だ不明。享年53歳。