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太陽劇団『1789』上映 &
アリアーヌ・ムヌーシュキンとのトーク

太陽劇団による新作上演『金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』(会場:ロームシアター京都)に先立ち、太陽劇団の金字塔的作品『1789』の映像上映と、演出家アリアーヌ・ムヌーシュキンを招いてのトークを開催。劇団と自身の活動の軌跡、そして<日本>をテーマに創作された最新作について観客とともに語り合う。聞き手は、日本の現代舞台芸術を代表するプロデューサーのひとりであり、フランス演劇にも造詣が深い相馬千秋氏。

映像上映|『1789』(1974年) 監督:アリアーヌ・ムヌーシュキン ※フランス語上映・日本語字幕付き
トーク|アリアーヌ・ムヌーシュキン(聞き手:相馬千秋) ※日本語/フランス語通訳あり

主催:京都芸術大学 舞台芸術研究センター、ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)
特別協賛:公益財団法人稲盛財団
KYOTO EXPERIMENT提携プログラム

 

『1789』©archives du Théâtre du Soleil

 

 

『1789』©GérardTaubman

 

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太陽劇団 Théâtre du Soleil
太陽劇団は1964 年にフランスで設立。“集団創作” という独自スタイルで知られ、パリ郊外のカルトゥーシュリ(弾薬庫跡)を拠点に活動している。70年に上演されたフランス革命を題材とした『1789』は斬新な演劇手法で、世界的注目を集めた。古典から仮面劇、現代の難民問題を扱った作品まで幅広いレパートリーを持つ。2001年に『堤防の上の鼓手』(新国立劇場)で待望の初来日を果たし、アジアの人形劇、特に日本の文楽のエッセンスを大胆に取り入れた表現が話題となった。22年ぶりとなる日本公演『金夢島 L’ ÎLE D’ OR Kanemu-Jima』が11月4日・5日にロームシアター京都にて上演される。

https://rohmtheatrekyoto.jp/lp/theatre-du-soleil-japan2023/

 

アリアーヌ・ムヌーシュキン Ariane Mnouchkine
1939年パリ生まれ。映画プロデューサーを父に持ち、早くから文化的環境の中で育つ。59年ソルボンヌ大学在学中に演劇集団A.T.E.P.(パリ学生演劇協会)を結成、これが後に太陽劇団へと発展する。64年の太陽劇団旗揚げの前年に日本を旅行し、この時の日本文化体験が、その後の演劇人生に大きな影響を及ぼしたといわれている。パリ郊外のカルトゥーシュリを拠点に独自の集団創作スタイルをとる太陽劇団だが、ムヌーシュキンのリーダーシップのもと古典から現代劇まで多数の話題作を生み出してきた。映画『1789』、『モリエール』などムヌーシュキンによる監督作品もあるが、劇団舞台の映像化にも積極的である。一方で「エコール・ノマド」といったワークショップを各地で開き、若き演劇人の育成にも励んでいる。これらの長年にわたる功績が評価され、2019年に第35回京都賞思想・芸術部門を受賞した。

 

アリアーヌ・ムヌーシュキン©archives du Théâtre du Soleil

 

【トーク聞き手】相馬千秋 Chiaki Soma
NPO法人芸術公社代表理事。アートプロデューサー。領域横断的な同時代芸術のキュレーション、プロデュースを専門としている。過去20年にわたり日本、アジア、欧州で多数の企画をディレクション。その代表的なものは、フェスティバル/トーキョー初代プログラム・ディレクター(2009-2013)、あいちトリエンナーレ2019および国際芸術祭あいち2022パフォーミングアーツ部門キュレーター、シアターコモンズ実行委員長兼ディレクター(2017-現在)、豊岡演劇祭2021総合プロデューサーなど。 2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章、2021年芸術選奨(芸術振興部門・新人賞)受賞。2021年より東京藝術大学大学院美術研究科准教授。2023年にドイツのフランクフルト・オッフェンバッハで開催された世界演劇祭テアター・デア・ヴェルト2023のプログラム・ディレクターも務めた。

 

©NÓI CREW

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トーク写真
撮影:桂秀也
於:京都芸術劇場 春秋座
2023年10月29日(日)
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