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京都芸術劇場 春秋座 芸術監督

京都芸術劇場春秋座は、当時京都造形芸術大学の副学長を務めていた三代目市川猿之助が、長年劇場に対して温めていた理想の粋を集めて設計監修し、2001年5月にオープンしたわが国の高等教育機関でははじめて実現した大学運営による本格的な劇場です。
2023年11月より、藤間勘十郎が春秋座芸術監督に就任いたしました。

芸術監督ごあいさつ

この度、京都芸術劇場春秋座の芸術監督に就任致しました藤間勘十郎でございます。舞踊人生は兎も角、演出家、音楽家として15年がたちまだまだ駆出しではございますが、演劇人として劇場の芸術監督に就任するのは本当に夢のような話であり、自分のできる限りの力をこの劇場に注ぎ込む所存でございます。亡き猿翁さんの掲げた【実験と冒険】の気持ちを胸に、古典芸能にとどまることなく様々な芸能の新たな可能性を発見しつつ、先人たちの残した素晴らしい芸術をこの劇場を通じて、多くの方に発信していきたいと思っております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

藤間勘十郎


藤間勘十郎プロフィール

本名・藤間良。1980年3月母三世藤間勘祖と父梅若桜雪のもとに長男として生まれる。2002年9月「二世勘祖13回忌追善三世勘祖・八世勘十郎襲名舞踊会」にて八世宗家・藤間勘十郎襲名。祖父と母の後を継ぎ歌舞伎の振付、演出を手掛ける。歌舞伎若手役者の育成にも努め、2014年には子供歌舞伎スクールの日本舞踊部門総括講師となる。歌舞伎だけでなく、音楽劇、朗読劇などの演出にも積極的に取り組む。 1983年4月「七世宗家継承の会」にて藤間凌(リョウ)を名乗り長唄『雨の五郎』で初舞台。1986年11月「第一回藤間康詞リサイタル」にて藤間資真(スケマサ)を名乗る。1990年9月「宗家藤間流襲名舞踊会」にて二世・藤間康詞(ミチノリ)を襲名。2002年9月「二世勘祖13回忌追善三世勘祖・八世勘十郎襲名舞踊会」にて八世宗家・藤間勘十郎を襲名。
2016年2月藤間勘十郎春秋座花形舞踊公演。2017年12月藤間勘十郎春秋座花形舞踊公演。2018年12月藤間勘十郎春秋座名流舞踊公演。2020年10月市川猿之助・藤間勘十郎春秋座花形舞踊公演。2022年2月市川猿之助・藤間勘十郎春秋座花形舞踊公演。

【受賞歴】
2003年 第58回芸術選奨文部科学大臣賞新人賞を受賞。2012年 第3回創造する伝統賞を受賞(日本文化藝術財団)。2019年 第40回松尾芸能賞優秀賞を受賞。2020年 第75回 文化庁芸術祭賞優秀賞(京都芸術大学舞台芸術研究センターとして「市川猿之助・藤間勘十郎 春秋座花形舞踊公演」の成果)。