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公開講座『伝統文化論』講師の木ノ下裕一さんコメント到着!

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11月21日(火)よりスタートする公開講座『伝統文化論-作者から見る江戸時代の演劇~創作の秘訣-』(全7回)。講師をつとめる木ノ下裕一さん(木ノ下歌舞伎主宰)から、本講座についてコメントをいただきました。
講座の詳細は下記のリンクよりご覧いただけます。みなさまのご参加お待ちしております。
https://k-pac.org/openlab/9907/


今年で2回目となる『伝統文化論』ですが、今回の大きなテーマや見どころをお聞かせください。

今年は歌舞伎や浄瑠璃の作者(今の言い方にすれば「劇作家」)に焦点を当てて、全七回の講座を予定しています。歴史の教科書に出てくるような近松門左衛門、河竹黙阿弥、鶴屋南北といった有名な作者から、並木宗輔や近松半二のように、演劇史的には重要だが、歌舞伎好きはまだしも一般的にはあまり有名ではない作者も含めて、5人取り上げていきたいと思います。
俳優や演目から読み解く歌舞伎の講座は結構あると思うのですけれど、作者を切り口にしていく講座はそんなに多くはないので、僕も非常に楽しみにしているところです。
作者というのは、作品を作る第一歩目を踏み出す人。台本は作品の設計図でもありますから、やっぱり本が面白くないと作品は面白くないわけで、責任重大なんです。
作者が何を表現しようとしたか、過去の作品をどのように参考にしながら作ったのか、そして作品を通して同時代に何を問いかけようとしたか、想像しながら迫っていきたいと思います。

この講座をどのような方におすすめしますか?

何より広く開かれていることが重要なのですけれど、二つの方向性があると思っています。
ひとつは、歌舞伎や文楽はすごく好きなのだけれど、もう一歩深く知りたい方。例えば年にいくつか歌舞伎を観たとして、同じ作者の作品だったと発見したり、作者同士の時系列や影響関係がわかったりするだけで、理解が格段に深まりますよね。があったり。そのような方向からもう一度歌舞伎演目を考えてみると、作者の個性が分かってくると思います。
もうひとつは、なにか表現に携わりたいと思っていらっしゃる方。どういうふうに作品を構想しながら組み上げていくかについて話すので、創作論に興味のある方にもお楽しみいただけると思います。劇作や小説はもちろん、評論や絵画や立体造形などジャンルを問わず、ものを作るということに興味のある方、表現に興味のある方には、何かしらのインスピレーションやヒントになるような講座にしようと思っています。