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撮影:岡はるか
撮影:岡はるか

共同利用・共同研究拠点2023年度リサーチ支援型プロジェクトⅠ 公募研究 2023年度リサーチ支援型Ⅰ|
「hysteria」プロジェクト̶〈女性〉の身体への眼差しを転じるリサーチ・ダンスの試み

「hysteria(ヒステリア)」プロジェクトは、「hysteria」という言葉をキーワードに社会的に構築される〈女性〉の身体をまなざす欲望を転じ、踊りを創作するリサーチ・ダンスプロジェクトです。
「hysteria」は古代ギリシア語で「子宮」を意味し、“ヒステリー”の語源です。かつて男性医師はヒステリーに代表される〈女性〉の体調の変化の原因を、「子宮が転がり回っているから」と診断し、治療を施したといわれています。科学的で正しいとされる知識を容易に手に入れることのできる現代社会を生きるわたしたちは〈女性〉の身体をどのように想像し、そこからどのような踊りを立ち上げうるのか。本研究では、研究者やダンサーとの共同リハーサル、フィールドリサーチ、文献購読、ディスカッションを通して思考・リサーチし、映像・身体・レクチャーから構成されるリサーチ・ダンス創作のための準備を行います。

 

◆プロジェクトの記録は、下記URLからご覧いただけます。(月に一度程度更新予定です。)
https://hysteria-teamchiipro.blogspot.com/

 

【研究メンバー】
松本奈々子(研究代表者、チーム・チープロ共同主宰、振付、パフォーマー)
西本健吾(共同研究者、チーム・チープロ共同主宰、ドラマトゥルク)
宮下寛司(共同研究者、慶應義塾大学、現代ダンス研究)
安倍大智(共同研究者、NORA design collective、デザイナー)