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撮影:田村尚子
撮影:田村尚子

共同利用・共同研究拠点 連携プロジェクト 早稲田大学演劇博物館特別展「太田省吾 生成する言葉と沈黙」関連企画

共同利用・共同研究拠点間の連携プロジェクトとして、本拠点と早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点の共同主催により、シンポジウム・上映会・研究会を実施します。 早稲田大学演劇博物館で開催される特別展「太田省吾 生成する言葉と沈黙」(2023年10月2日~ 2024年1月21日)と連動しながら、日本現代演劇の代表的な演出家・劇作家の一人である太田省吾(1939-2007)の仕事の今日的意義を多角的に検証します。

日程|2023年11月~12月(予定)
会場|京都芸術大学・早稲田大学キャンパス内
主催|京都芸術大学舞台芸術研究センター 舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点、早稲田大学演劇博物館 演劇映像学連携研究拠点

【研究代表者】
新里直之(京都芸術大学舞台芸術研究センター研究職員/演劇研究者)
金潤貞(早稲田大学演劇博物館助手/演劇研究者)

 

【成果報告】
早稲田大学演劇博物館特別展「太田省吾 生成する言葉と沈黙」関連企画
「太田省吾 その実践と思索をめぐって」
2023年度共同利用・共同研究拠点連携プロジェクト記録集
https://k-pac.org/openlab/report2023_shogoota/


研究会
太田省吾の仕事、その現在性と歴史性
2023 年 11 月 15 日 *オンライン(非公開)

日本現代演劇を代表する演出家・劇作家である太田省吾(1939~2007)の仕事に関しては、これまでさまざまに論じられてきたが、その今日的意義、また演劇史的位置については、さらなる検証が待望されている。
本研究会では、演劇学・パフォーマンス学を専門とする岩城京子(アントワープ大学文学部芸術学科准教授)、特別展「太田省吾 生成する言葉と沈黙」の共同企画者 である金潤貞(早稲田大学演劇博物館助教)、新里直之(京都芸術大学舞台芸術研究 センター研究職員)の3名により、最近の作家研究や国際的事例を踏まえた共同討議を行った。

【タイムテーブル】
18:00~18:10 太田省吾展、関連事業の説明

■第一部 基調発言
18:10~18:25 新里 直之
18:25~18:40 金 潤貞
18:40~19:10 岩城 京子

■第二部 共同討議
19:20~20:30 岩城 京子、金 潤貞、新里 直之


早稲田大学演劇博物館特別展「太田省吾 生成する言葉と沈黙」関連シンポジウム
共同利用・共同研究拠点連携プロジェクト
言葉と沈黙のありか――太田省吾の仕事をめぐって

日時|2023年12月07日(木)17:30~20:30
会場|早稲田大学小野記念講堂
定員|150名 ※事前予約制、定員を超えた場合は抽選
参加料|無料
申込期間|2023年11月09日(木)10:00~11月30日(木)17:00 *12月4日(月)12:00まで延長

企画概要
早稲田大学演劇博物館 特別展「太田省吾 生成する言葉と沈黙」の関連イベントとして、シンポジウムを開催いたします。
演出家・劇作家の太田省吾(1939〜2007)は、演劇のあり方に問いを投げかけ、「沈黙劇」をはじめとする、独自の表現スタイルを切り拓きました。彼の手がけた作品には、言葉と沈黙のありかをめぐる独自の感受性と思索を見出すことができます。今回のシンポジウムでは、太田省吾と創造活動をともにされた俳優とプロデューサー、また同時代を伴走した演劇批評家をお招きし、太田の仕事を振り返り、その今日的意義について話し合っていただきます。
1970年代・1980年代の劇団転形劇場の主宰者としての活動、そして1990年代・2000年代の公立劇場(藤沢市湘南台文化センター市民シアター)や大学(近畿大学、京都造形芸術大学・現:京都芸術大学)での仕事には、現在の芸術創造とそれを取り巻く環境を見つめ直す上で、多くの示唆が含まれています。
今、ここに生きている私たちは、太田省吾が遺した足跡に、何を見出すことができるでしょうか。舞台芸術の可能性や課題について広く共有し、議論する場となればと願っています。皆さまのご参加をお待ちしています。

登壇者(敬称略・五十音順)
安藤朋子(アクター・Theater Company ARICA)
鴻英良 (演劇批評家)
新里直之(演劇研究者・京都芸術大学舞台芸術研究センター研究職員)
花光潤子(プロデューサー・NPO法人魁文舎理事長)
森山直人(演劇批評家・多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科教授)
※司会:鳩飼未緒(早稲田大学演劇博物館研究助手)

詳しくは、以下のURLよりご覧いただけます。
https://k-pac.org/openlab/11606/
https://www.waseda.jp/prj-kyodo-enpaku/activity/2023_1207.html


共同利用・共同研究拠点連携プロジェクト
太田省吾演出『小町風伝』『水の駅』上映&トーク

特別展「太田省吾 生成する言葉と沈黙」を記念した共同利用・共同研究拠点連携プロジェクトとして、京都芸術大学にて太田省吾作品の上映会を開催します。「沈黙劇」と呼ばれるユニークな演劇作品の記録映像と、ゲストを招いたトークを通して、日本現代演劇を代表する演出家・劇作家の仕事を振り返ります。

日時|2023年12月20日(水)・21日(木)、両日とも18:00~20:40
会場|京都芸術大学内 映像ホール(人間館地下1F)
トークゲスト|
 ・20日/佐伯順子氏(同志社大学大学院教授)※オンライン登壇
 ・21日/相模友士郎氏(演出家)
参加方法|入場無料・要事前予約

※予約受付期間:2023年11月22日(水)10:00~12月19日(火)17:00
※定員:先着100名
※定員になり次第、予約受付を終了します。

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詳しくは、以下のURLよりご覧いただけます。
https://k-pac.org/openlab/11466/
https://www.waseda.jp/prj-kyodo-enpaku/activity/2023_1220.html


インタビュー
日韓共同プロジェクト『更地(韓国版)』、 韓国芸術綜合学校演劇院公演『水の駅』を振り返って
2024 年 1 月 22 日 オンライン(非公開)

太田省吾は数多くの国際プロジェクトに取り組み、韓国の俳優とは『更地(韓国版)』(太田省吾演出、2000-2001年)で協働作業を行っている。同作は2000年にソウルの文芸会館小劇場で初演され、その後、京都と東京で再演を重ねているが、金水技氏は、そのすべての上演で「女」役を演じている。また現在、国立の芸術大学である韓国芸術綜合学校演劇院演技科で教授を務めている氏は、自身にとっての初めての演出作品として、2017 年に学生とともに太田省吾構成による『水の駅』を上演している。
今回のインタビューでは、日韓共同プロジェクト『更地(韓国版)』、韓国芸術綜合学校演劇院公演『水の駅』の創作過程を中心に、金水技氏への聞き取りを行った。