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共同利用・共同研究拠点2024年度リサーチ支援型プロジェクト 公募研究 2024年度リサーチ支援型Ⅲ|
「聴くことから始まるダンス」~耳を澄まして悲喜交々に巡る、高解像度なドタバタ [High-resolution Slapstick]

この研究は一体化する領域についての身体任せの考察である。
”今”との共鳴を主題として、場所、人、記憶を組み込みながらの即興ダンスを行う。
意識を通さず、自身の身体が今どう反応しているか、から世界を把握し、チューニングするように世界と接し続けること。 これを即興ダンスとして、差異性の論理からではなく同一性の論理からの世界像として、提示する。 共鳴を、対立する二項を単項的なものにする”場”と捉え、”同じ場に立つ”ことを共鳴の前提とする。そしてこの共鳴の場に至るための態度を、聞く待つ思い出すなどのリアクションとする。
リアクションから、現代の”前提”を改めて考えてみる。今ここの”深さ”、”記憶”に向かい、自分は今ここにいるという事実について身体で理解することを試みる。
また、フィールドワークを行うにあたり、出会う人など、関わる人のチューニングの身体感覚が駆動する、今ここの時間を味わうような機会となることも期待している。

【研究メンバー】
垣尾優(研究代表者/ダンサー)