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共同利用・共同研究拠点2024年度リサーチ支援型プロジェクト 公募研究 2024年度リサーチ支援型Ⅱ|
デラシネ・リゾーム—在欧日本人アーティストのエクソフォニー感覚について

ヨーロッパに拠点を置く日本人アーティスト(何らかの形でアートに関わる人)たちを取材する。彼らが拠点とする都市や地域を訪問し、そこでの雑談やインタビューを、音声、写真、映像で記録する(公開方法は未定)。また、その体験は取材者による日記としてウェブ上(*)でほぼリアルタイムで記述される。日本語圏にはほとんど伝えられていない彼らの生き方に触れることで、「日本」や「日本人」という概念についてのドメスティックなイメージを問い直すと共に、アーティストが必ずしも単一の国家や社会に対してのみ帰属/貢献する存在とは限らないことを示したい。彼らへの理解を深めることは、(日本に住む人々も含め)移民やその子孫たちのように、複数の文化圏・言語圏を生きる人々への想像力を喚起することにも繋がるはずだ。

*日記:https://note.com/orangcosong/

【研究メンバー】
藤原ちから(研究代表者/orangcosong、アーティスト)
住吉山実里(研究分担者/orangcosong、アーティスト)
松橋萌(研究協力者/orangcosongアソシエイトメンバー、東京藝術大学大学院メディア映像専攻)

ウィーン在住のアーティスト松根充和さんへの取材風景。2024年4月、藤原ちから撮影