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テーマ研究Ⅱ:「コンテンポラリーダンスの創造性と方法論をめぐる実践的研究」 日韓ダンス企画 劇場実験・稽古公開

京都造形芸術大学舞台芸術研究センターでは、韓国を拠点に世界的に活躍しているダンサー/コレオグラファーのキム・ソンヨン氏と、日本の同世代のダンサー/コレオグラファーである白井剛氏とのコラボレーションダンス作品を企画しました。この作品は、2015年9月、京都芸術劇場 春秋座での初演後、東京・世田谷パブリックシアター、韓国ソウルでの上演も予定しています。
2013年度より京都・東京・インチョン(韓国)で二人のワークショップを重ねており、この作品創りの過程で、写真家・荒木経惟氏と出会いました。現在、強烈な色彩と圧倒的なインパクトを放つ、最近の荒木作品をテクストに、作品創りを継続しています。
生と死をめぐる荒木作品とダンスがいかに対峙するかをテーマに、劇場をつかった稽古および実験をおこない、 今回その一部を公開しました。

振付・構成・出演 白井剛、キム・ソンヨン

写真 荒木経惟
舞台美術 杉山至
映像技術 山田晋平
照明 岩村原太、吉田一弥
音響 大久保歩
舞台監督 大鹿展明
通訳 平木杏梨
制作助手 和田ながら
制作 川原美保
協力 榎本了壱、木村典子、世田谷パブリックシアター、ハイウッド

special thanks 宮久保真紀

テーマ研究Ⅱ研究代表者 山田せつ子

白井剛(ダンサー/コレオグラファー)
98年、カンパニー「Study of Live works 発条ト(ばねと)」を設立し、「バニョレ国際振付賞」(2000)、トヨタ コレオグラフィーアワード「次代を担う振付家賞」(06)を受賞。ダンサーとしてユーリ・ン(香港)振付『悪魔の物語』、伊藤キム振付『禁色』に出演するほか、アルデッティ弦楽四重奏団とのコラボレーション作品「ジョン・ケージ『アパートメントハウス1776』」に出演。07年、ダムタイプ の藤本隆行らとともに『true/本当のこと』を製作、世界11ヵ国20都市でツアーを行う。舞台芸術研究センター企画では、ダンス・プロジェクト『恋する虜』(06~08年)、「マラルメ・プロジェクトⅡ・Ⅲ」(11~12年)等に出演。さまざまなアーティストと積極的にコラボレートし、既存の舞台表現にとらわれない新しいパフォーマンスに取り組んでいる。

キム・ソンヨン(ダンサー/コレオグラファー)
97年、最年少で「東亜舞踊コンクール」金賞を受賞。2013年、「韓国舞踊芸術賞」コレオグラファー賞、「ダンス・ビジョン・コリア」最優秀コレオグラファー賞、第34回ソウル舞踊祭参加作『超人』で大賞をはじめ音楽賞・舞台美術賞など5部門を相次いで受賞。自身のカンパニーDance Company MooEとフランスのカンパニーと共同制作し、フランス国立レンヌ・ブルターニュ振付センター(muse de la danse)で発表するなど、国内外で活躍している。現在、漢陽大学、ソウル大学でダンスを教える他、米ベルヘブン大学客員特別講義教授。韓国の人気テレビ番組「ダンシング9」の審査員、韓国国立現代舞踊団の招待コレオグラファーとしても活躍している。