テーマ研究I「近代日本語における〈声〉と〈語り〉」 特別講義『フランス語における<語り>―古典主義悲劇の場合』
フランス、パリ=新ソルボンヌ大学より講演の名手としても知られるジル・ドゥクレール教授をお招きし、鬼才パトリス・シェロー演出ラシーヌ『フェードル』の映像をみながら、その解釈・演出についての分析を行いました。
映像:パトリス・シェロー演出ラシーヌ『フェードル』
<日仏同時通訳あり>
出演者
ゲスト講師:
ジル・ドゥクレール(Gilles DECLERCQ)(パリ=新ソルボンヌ大学、演劇研究科主任教授、同大学演劇研究センター所長)
モデレーター:
渡邊守章(演出家/京都造形芸術大学舞台芸術研究センター所長・教授)
ジル・ドクレール Gilles DECLERCQ
1956年生まれ。エコール・ノルマル・シュペリユール卒。文学博士。パリ大学最高諮問会議議員。専門:演劇の歴史(特に十七世紀フランス古典主義演劇の歴史的・現代的分析。近年は、パトリス・シェロー演出のラシーヌ悲劇『フェードル』の演出の分析、ダニエル・メスギッシュ演出のラシーヌ『アンドロマック』の3演出の分析など。また古典修辞学の、古典演劇ならびに現代劇における意味の分析。さらには、演劇と他の芸術ジャンルを通底する「情念の表象」の分析。)