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オンラインシンポジウム 文化政策の更新に向けて
――『芸術を誰が支えるのか』をめぐって

 京都芸術大学舞台芸術研究センターが、2023 年に発行した『芸術を誰が支えるのか―アメリカ文化政策の生態系』(橋本裕介編著)をめぐるオンラインシンポジウムを開催します。登壇者には、橋本氏に加えて、小川智紀氏(特定非営利活動法人STスポット横浜理事長)、中村美亜氏(九州大学大学院教授/文化政策・アートマネジメント研究)、吉本光宏氏(文化コモンズ研究所代表)、森山直人氏(多摩美術大学教授/演劇批評)を迎えます。
 シンポジウムは二部構成で、第一部「芸術を誰が支えるのか―現状と課題」では文化政策に関する国際的な動向を踏まえ、アメリカやイギリスの事例を参照しつつ、日本の文化政策の現状と課題について議論します。第二部「文化政策の更新に向けて」では、「文化芸術の価値」に改めて焦点をあて、多様で幅のある文化芸術をどのように「コモン」として位置づけていくことができるのか共同討議を行います。
 舞台芸術のアクチュアルな現場の課題や、文化政策の展望について、理解を深めていただけるオンラインシンポジウムとなりますので、ぜひ奮ってご視聴ください。

開催方法|
オンライン(Zoomウェビナー)

スケジュール|
2024年11月10日(日)17:00~20:00
17:00 開式 挨拶等
17:05 シンポジウム 第一部 「芸術を誰が支えるのか―現状と課題」
18:20 シンポジウム 第二部「文化政策更新の手がかり」
20:00 閉会

登壇者(第一部、第二部とも)|
橋本裕介(ベルリン芸術祭(Berliner Festspiele) ドラマトゥルク )
小川智紀(特定非営利活動法人STスポット横浜理事長)
中村美亜(九州大学大学院教授/文化政策・アートマネジメント研究)
吉本光宏(文化コモンズ研究所代表)

司会|
森山直人(多摩美術大学教授/演劇批評)

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お申込み|
参加対象:一般(どなたでも参加いただけます)
参加料:無料(要事前申込)

お申込み方法|
下記URLよりお申込みください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/80ce8730320067

※本報告会はZoomウェビナーで開催します。許可のない撮影、録音、録画は禁止とさせていただきます。

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主催・お問い合わせ|

京都芸術大学舞台芸術研究センター 舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点
TEL: 075-791-9144 E-mail:(事務局) kyoten@kua.kyoto-art.ac.jp



プロフィール|

橋本 裕介 Yusuke Hashimoto
ベルリン芸術祭(Berliner Festspiele)ドラマトゥルク、舞台芸術部門プログラム・ディレクター。京都大学在学中より演劇活動を開始、2003年に橋本制作事務所を設立後、現代演劇、コンテンポラリーダンスの企画・制作を手がける。KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭プログラムディレクター、ロームシアター京都プログラムディレクター等を経て、2022年9月より現職。令和2年度新進芸術家海外研修制度研修員として2021年3月より1年間、ニューヨークに滞在、舞台芸術の資金調達に関するリサーチを実施。編著に『芸術を誰が支えるのか −アメリカ文化政策の生態系』(京都芸術大学舞台芸術研究センター、2023)。

©Marlena Waldthausen

小川 智紀  Tomonori Ogawa
特定非営利活動法人STスポット横浜 理事長/社会福祉士。1999年より芸術普及活動の企画制作に携わる。2014年より現職。アートの現場と学校現場をつなぐ横浜市芸術文化教育プラットフォーム事務局、民間の芸術文化活動を支援するヨコハマアートサイト事務局を行政などと協働で運営するほか、NPO法人アートNPOリンク理事・事務局長として厚生労働省障害者芸術文化活動普及支援事業連携事務局を担当。NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク理事。NPO法人子どもと文化全国フォーラム理事。

中村 美亜 Mia Nakamura
九州大学大学院芸術工学研究院教授。専門は文化政策・アートマネジメント研究。芸術が人や社会に変化をもたらすプロセスや仕組みに関する研究、またそれを踏まえたケア、社会包摂、評価に関する研究を実践的・学際的に行なっている。訳書に『芸術文化の価値とは何か』(水曜社、2022年)、編著に『文化事業の評価ハンドブック』(水曜社、2021年)、単著に『音楽をひらく』(水声社、2013年)など。日本文化政策学会、アートミーツケア学会理事。日本評価学会認定評価士。

吉本 光宏 Mitsuhiro Yoshimoto
1983年、早稲田大学大学院(都市計画)修了後、黒川玲建築設計事務所、社会工学研究所、ニッセイ基礎研究所を経て、2023年6月に文化コモンズ研究所を設立(代表・研究統括)、長野県文化振興事業団理事長に就任。文化政策や文化施設の運営・評価、創造都市などの調査研究に取り組むほか、国立新美術館や東京オペラシティ、東京国際フォーラムなどの文化施設開発、アート計画のコンサルタントとしても活躍。文化審議会委員、東京芸術文化評議会評議員、(公社)企業メセナ協議会理事などを歴任。

© Jouji Suzuki

森山 直人 Naoto Moriyama
多摩美術大学教授、演劇批評家。京都芸術大学舞台芸術研究センター 舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点運営委員。2001-2022年3月まで、京都芸術大学舞台芸術研究センター主任研究員、機関誌『舞台芸術』編集委員。2012-2020年まで、KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭実行委員長。現在、京都芸術センター運営委員(2012-)、及び独立行政法人日本芸術文化振興会・演劇分野プログラムディレクター(2024-)。著書に『舞台芸術の魅力』(共著、放送大学教育振興会)など。