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2024年度共同利用・共同研究プロジェクト「遠隔通信技術を用いた《瀬戸内の離島》と《都市》同時上演による地方課題の解決、および地方と都市の共創モデルの開発」(研究代表者:EMMA(旧・豊永純子)) 〈瀬戸内の離島〉と〈都市〉同時上演『まどのむこうの子守唄』

瀬戸内の離島と京都の劇場がつながる、「窓」を通じた新たな出会い

離島ならではのさまざまな課題に直面している瀬戸内海の島、豊島(てしま)。
昨今オーバーツーリズムが地域問題となっている京都に位置する劇場、春秋座。
これら2つの空間を最新の通信技術「窓」*で結び、観客同士がまるで同じ空間にいるかのように一緒に物語を体験できる、新しい形の演劇です!

1947年に開設された豊島の乳児院「神愛館」の跡地に“ユタカ”が訪れ、遠い過去と繋がりながら、戦争孤児として生きた親の記憶に触れていきます。戦後の混乱の中で子どもたちを必死に守り育てた“シズエサン”の祈りと、幸せを願う唄声が、77年の時を経てよみがえる……。

都市と離島の会場をつなぐこのプロジェクトは、離島の問題を越えて、観客とともに日本の未来の課題解決を目指します。演劇の可能性を開く試みに、豊島と京都、お好きな会場からご参加ください。

*距離の制約を超えて、人と人、人と空間をつなぎ、あたかも同じ空間にいるような自然なコミュニケーション”ができるMUSVI株式会社のテレプレゼンス システム「窓」
 

参加方法|
豊島・京都それぞれの会場で同時に上演を開始します。両会場を通信システム「窓」でつなぎ、双方がコミュニケーションを取りながら進行していく形式です。豊島会場、京都会場のいずれかの会場をお選びください。
上演時間は60分を予定。オンラインでのご参加はできません。

アフタートーク|
『離島の課題解決と芸術』
(14:00の回の終演後、30〜40分程度)
出演:EMMA(演出)、 小坂有資(フィールドワーク)、 平井伸一(ShinAiKan)
司会:柴田悠基

豊島会場
ShinAiKan(旧 神愛館)
68年間の歴史がある旧・乳児院「豊島神愛館」の建物を、島民の子育て世代がメインとなって島の文化拠点として再スタートさせた施設。

住所:香川県小豆郡土庄町豊島家浦43-12
アクセス:島外からお越しの方は、船とバスの移動により1日がかりとなりますので、経路をお調べになってからご予約をお願いいたします。高松港・宇野港などから船で豊島の家浦港へ、バスに乗車し「森万里子作品前」バス停から徒歩7分。

京都会場
京都芸術劇場 春秋座(京都芸術大学内)
京都芸術大学が運営する劇場。新たな創作活動を通じてさらなる表現の可能性を追求する実験と冒険の場。

アクセス:https://k-pac.org/access/


出演|
ユタカ:大石将弘(ままごと/ナイロン100℃)
シズエサン:岩崎聡子(オフィスKUMA)
ベリー:石田迪子
ラン:小谷俊輔(文学座)

スタッフ|
構成/演出:EMMA(旧・豊永純子)
演出補佐/制作:櫻井拓見
創作協力:石田迪子/岩崎聡子/大石将弘/小谷俊輔/櫻井拓見
リサーチ・フィールドワーク監修:小坂有資
プロジェクト運営/システム構築:柴田悠基
豊島関連コーディネータ:森島丈洋
ShinAiKan関連コーディネータ:平井伸一(usaginingen)
プロジェクト運営補佐/メインビジュアル撮影:三谷なずな
香川大学スタッフ:馬場未央/眞野夏希/川畑彩夏/髙垣悠紀
チラシデザイン:川越健太

京都上演スタッフ|
舞台監督:横山朋也
音響:平井隆史
照明:川島玲子
システム構築:永冨太一


問合せ先|
『まどのむこうの子守唄』プロジェクトチーム
mado.komoriuta@gmail.com

京都芸術大学 共同利用・共同研究拠点事務局
kyoten@kua.kyoto-art.ac.jp TEL:075-791-9144

主催|
京都芸術大学舞台芸術研究センター 舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点 2024年度「遠隔通信技術を用いた《瀬戸内の離島》と《都市》同時上演による地方課題の解決、および地方と都市の共創モデルの開発」研究代表者:EMMA
https://k-pac.org/openlab/12415/

共催|
地域中核・特色ある研究大学強化促進事業 東京藝術大学(提案大学)香川大学(連携大学)『アートと科学技術による「心の豊かさ」を根幹としたイノベーション創出と地域に根差した課題解決の広域展開』

協力|
社会福祉法人イエス団 神愛館/Teshima GROW/MUSVI株式会社

リサーチにあたり、豊島・女木・男木島・小豆島・伊吹島にてインタビューにご協力いただいた皆さまに感謝申し上げます。