共同利用・共同研究拠点2022年度劇場実験型プロジェクト 公募研究Ⅰ 2022年度劇場実験Ⅰ|
アフォーダンス・コレオグラフィ 誘導の振付
『アフォーダンス・コレオグラフィ〈誘導の振付〉』は、ダンスアーティストのハラサオリと照明家の筆谷亮也が協働し、知覚と認知の視点から振付・演出の方法論を探る研究プロジェクトである。2023年2月京都芸術劇場春秋座にて、ダンサーや専門研究者と共にリサーチを行う。
研究統括を担うハラは、東京藝術大学デザイン科修了後より環境と身体をテーマとして制作・発表を行っている。ハラが活動当初より参照してきた「アフォーダンス理論」は、特定の身体行為と、それを誘発する環境との関係を指す生態認知学用語である。コンセプトベースで照明を扱う筆谷は、劇場の大型機構を活かし同テーマにアプローチすると共に、映像家の小西小多郎のサポートのもと照明としての映像の可能性を探る。
アドバイザーには、生態心理学者の佐々木正人氏、演劇研究者の内野儀氏を迎える。7日間の劇場実験を通して、ダンサーや観客の身体を誘導する状況を舞台表現としてどのようにデザインできるのかを探り、その成果はクローズドショーイングにて共有される。後日、研究会メンバー全員によるディスカッションのアーカイブを公開予定。
佐々木正人氏へのヒアリングの様子
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【研究メンバー】
ハラサオリ(代表者/振付・演出)
筆谷亮也(分担者/照明)
川崎陽子(分担者/企画・制作マネジメント)
益田さち(協力者/ダンサー)
中津文花(協力者/ダンサー)
小西小多郎(協力者/映像)
内野儀(協力者/アドバイザリー)
佐々木正人(協力者/アドバイザリー)
山崎佳奈子(協力者/制作)
アーカイブ
舞台写真
撮影:井上嘉和 ©京都芸術大学舞台芸術研究センター
撮影日:2023年2月16日
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