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共同利用・共同研究拠点2020年度(延期分)劇場実験型プロジェクト 公募研究Ⅰ 2020年度劇場実験Ⅰ(延期分)|多和田葉子の演劇 ~連続研究会と『夜ヒカル鶴の仮面』アジア多言語版ワーク・イン・プログレス上演~

【研究内容】日本語とドイツ語とで創作をする作家・多和田葉子。氏の初期の戯曲作品『夜ヒカル鶴の仮面』に焦点を当て、オンラインでの連続研究会と、京都芸術大学での上演とフォーラムを行います。

【研究代表者】谷川道子(東京外国語大学・名誉教授)

◇連続研究会◇

日時・内容:

第1回 2021年8月4日(水)19時~21時

TMP(多和田・ミュラー・プロジェクト)の発足をきかっけとして、2019年くにたち市民芸術小ホールで、小山ゆうなと川口智子、2人の演出家が多和田葉子の戯曲のリーディング上演に取り組んだ。小山は、小松原由理がドイツ語から訳しおろした『オルフォイスあるいはイザナギ 黄泉の国からの帰還』、川口は、1994年に発表された日本語版の『夜ヒカル鶴の仮面』をそれぞれ上演し、各上演のあとに多和田葉子とともにトークを行っている。

第1回研究会ではは、秋のワーク・イン・プログレスに向けて、”大人の遊び”とも評された『夜ヒカル鶴の仮面』のリーディング上演を一部動画等でふり返りながら、多和田葉子の戯曲の世界に入っていく。

 

第2回 2021年8月25日(水)19時~21時

『夜ヒカル鶴の仮面』は1993年多和田葉子初の戯曲作品『Die Kranichmaske, die bei Nacht strahlt』として「シュタイエルマルクの秋」で初演され、その後、1994年に多和田自身の邦訳版が「すばる」に掲載された。多和田自身の手によるドイツ語版と日本語版の『夜ヒカル鶴の仮面』には、言語間の翻訳というだけでは説明しきれない多くの違いがある。第2回、第3回の研究会では、この2版の違いを手掛かりに、戯曲を読み込んでいく。

 

第3回 2021年9月13日(月)19時~21時

登壇者:
谷川道子(東京外国語大学名誉教授)
小松原由理(上智大学准教授)
谷口幸代(お茶の水女子大学准教授)
關智子(早稲田大学他非常勤講師)
斎藤明仁(上智大学)
川口智子(演出家) ほか
※各回の登壇者は変わる可能性があります。ご了承ください。

開催方法:
ZOOMにて開催

参加費:
無料

申込方法:
こちらのメールフォームよりお申込みください。

お申し込み後、開催の前日を目途に、ZOOM URLをお送りします。

 

協力:(公財)くにたち文化・スポーツ振興財団

 

◇上演+フォーラム◇

『夜ヒカル鶴の仮面』はお通夜の劇だ。その神妙な顔つきの下には、“ずれ”や“笑い”が隠されている。それは人を弔うという大事を遂行するためのエネルギーだ。

その熱量を求めて、今回の上演ではアジアの友人たちと共に多言語上演を試みることにした。実際、お通夜やお葬式の文化の中には、その土地土地で大事にされているものが、まだたくさん残っているということもある。タイ、マレーシア、香港、そして日本のアーティストと一緒に滞在制作を行いたいと思っている。

2020年度の実施延期から1年、状況は不透明で、今年の上演にアーティストたちを招へいできるか、まだ定かではない。その中で気になりはじめたのが、多言語のダークサイド。朗らかに描こうと思っていた多言語の世界にも影がある。その影の中で遊んでみようと思う。

川口智子(演出家)

日時:
2021年10月30日(土)、31日(日)/予定
詳細は後日発表します。


 

大学開学30周年記念・劇場20周年記念企画