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  3. 2023年度リサーチ支援型Ⅲ|環境配慮型の舞台芸術創作ための、国内の舞台芸術と環境についての基礎調査及び英国他ヨーロッパのサスティナブルプロダクションの実例調査
サスティナブルな舞台公演の実例 演劇集団円「ソハ、福ノ倚ルトコロ」 作・演出 内藤裕子 美術 大島広子
サスティナブルな舞台公演の実例 演劇集団円「ソハ、福ノ倚ルトコロ」 作・演出 内藤裕子 美術 大島広子

共同利用・共同研究拠点2023年度リサーチ支援型プロジェクトⅢ 公募研究 2023年度リサーチ支援型Ⅲ|
環境配慮型の舞台芸術創作ための、国内の舞台芸術と環境についての基礎調査及び英国他ヨーロッパのサスティナブルプロダクションの実例調査

この研究は、日本における環境配慮型の舞台芸術の創作を推進するために、こうした動きが近年加速している英国をはじめとするヨーロッパの事例調査および日本国内の実態調査を行い、国内での実施の可能性を提案するものである。
日本政府や民間企業、団体が持続可能な社会を訴える現在、社会活動の一端を担っている舞台芸術の担い手や観客も、この社会の変化に対応する事を迫られている。しかし、日本国内での舞台芸術の創作活動における環境負荷についてのリサーチや、環境配慮型のプロダクション製作はこれまで殆ど存在せず、グローバルかつ不可避な課題である環境問題に対して、日本の舞台芸術界が応答できていない状況は、憂慮すべき状況であると考える。
日本でも環境配慮型の舞台芸術の創作を始めるためには、まずは全ての舞台関係者がアクセス可能な 議論、対話の場としてのプラットフォーム“Green Theater Network Japan”の立ち上げが必要である。今回の研究によりこのプラットフォームの基盤となる情報を収集し、それがネットワークの初期段階の推進力となるよう導きたい。

【研究メンバー】
大島広子(舞台美術家、ランカスター大学修士課程演劇専攻在籍・代表)
Paddy Dillon (Theatre Green Book Co-ordinator・協力)
藤井実(国立研究開発法人、国立環境研究所 社会システム領域 システムイノベーション研究室 室長・協力)

 

Green Theater Network Japan セミナーVol.2 「持続可能な舞台公演の実践について」

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