1. HOME
  2. 読みもの
  3. 機関誌『舞台芸術』11ジュネ/べケット/フォアマン

機関誌『舞台芸術』11
ジュネ/べケット/フォアマン

特集1 ジュネの言語からダンスの身体へ
手袋のポエティクス/ポリティクス
 八角聡仁
言葉を沈黙へと翻訳する 鵜飼哲
ジュネの悲しみ 宇野邦一
ジャン・ジュネへの応答 ―ダンスのポリフォニックな作業の報告 山田せつ子
恥辱の息子 アラン・ミリアンティ 訳=熊谷謙介
二重の台座に据えられた小さな胸像のように ジョルジュ・バニュ 訳=熊谷謙介
死者を生き返らせ、再び死なせる―アラン・ミリアンティ演出『シャティーラの四時間』について 熊谷謙介

特集2   21世紀のベケットを読む
ベケットの真似は簡単にできてしまう
 保坂和志
微かな光のほうへ 太田省吾
薄闇の中で耳を澄ます―キーツからベケットへ 吉増剛造
ベケットの小さなポリティクス 市村弘正
身体と声―ベケット散文作品の舞台化をめぐって 宇野邦一
四角いベケット―モレキュラーシアターのベケット劇 豊島重之

特集3  リチャード・フォアマン、〈前衛〉の現在
〈他者からの承認〉の手前で佇む―リチャード・フォアマンをめぐって 内野儀
衝突と振動―〈ブリッジ・プロジェクト〉とは何か
  ソフィー・ハヴィランド+リチャード・フォアマン
  モデレーター・構成・翻訳=内野儀 通訳=北野圭介・内野儀
リチャード・フォアマンによるリチャード・ フォアマン
  モデレーター・構成・翻訳=内野儀 通訳=北野圭介・内野儀
衝動を体感する現場―〈ブリッジ・プロジェクト・イン京都〉撮影レポート 山田晋平
「わけわかんねー」を演出する―『パーマネント・ブレイン・ダメージ』演出ノート 杉原邦生

________________________________
特別論考 五つの前衛、それとも前衛は存在しないのか?
リチャード・シェクナー 訳=小田透・内野儀 解題=内野儀
________________________________

時評 
身体から死体へ―演劇の再起動に向けて 小澤英実

相互不信社会の劇場で見る夢―チェルフィッチュ新国へ行く 稲倉達
〈血〉のなかの〈眠り〉―ドイツ演劇が探しているもの 河合純枝

 

戯曲 アウトダフェ オリジナル・ヴァージョン 作=松田正隆

インタヴュー 聞き手=森山直人+八角聡仁
松田正隆 文字化けする身体、瘤と化す言葉 

 

【カバー写真】中山佐代
【目次裏写真】清水俊洋