春秋座のこけら落とし以来毎年開催し、今年度で24回目をむかえる『演じる高校生』。今回の上演校は、神戸常盤女子高等学校と、精華高等学校の２校。高校演劇コンクール近畿大会で推薦されたこの2校が、春秋座の本格的な舞台で躍動します。
上演に先立ち、両校の演劇部のみなさんに、公演への意気込みや普段の活動の様子、上演作品についてお話を伺いました。

神戸常盤女子高等学校（兵庫）
『キャベツはどうした？』

—— 今回の作品のあらすじ、見どころを教えてください。
この作品は、就職を希望する女子高生の悩みと成長を描いた物語です。夏休み、小さな会議室に集められた「口から生まれてきた女」トモエ、「笑わない女」アスカ、「自信ない女」ユーカ。３人はそれぞれの問題を打ち明けながら、「アタリマエ」について考えます。

—— 制作過程で苦労した点や工夫した点を教えてください。
それぞれのキャラクターの個性を生かしつつ、自然な演技を目指しました。

—— 演劇部はどんな雰囲気のところですか?
「お客様に楽しんでもらうためには、私たちが楽しむことから」をモットーに普段の日常生活から楽しく過ごしています。

—— 春秋座での上演に期待していることを教えてください。
このような素敵な舞台で上演できることをとてもうれしく思います。この春秋座公演を経て、よりたくさんの方に「キャベツはどうした？」を好きになってほしいです。

—— 最後に読者の皆さんに一言お願いします。
このキャストの「キャベツはどうした？」を上演するのはこれで最後になるので、楽しんで演じたいです。是非お越しください！

神戸常盤女子高校のみなさんから、上演に向けてコメントをいただきました！！

精華高等学校（大阪）
『―椿姫― 大阪、ミナミの高校生2』

—— 今回の作品のあらすじ、見どころを教えてください。
「大阪、ミナミの高校生」シリーズはオペラ作品を下敷きに作られています。 今回はこのシリーズの2作品目、「-椿姫-大阪、ミナミの高校生2」を上演します。

夕方の生徒指導室。
女子高生が先生に反省文を提出している。
しかし、反省文の中身はひどいもので、先生は頭を抱えてしまう。
これは、ミナミの、どこかの悩める高校生たちの物語。

—— 制作過程で苦労した点や工夫した点を教えてください。
この作品は再演を繰り返してきましたが、再演ごとにモノローグを作り直すので、苦労しました。 また、再演のたびに会場が広く大きくなっていくので、その点にも苦労しました。この作品は小劇場向きな作品ですので、大きな会場に合わせた演出を考えることが大変でした。

—— 演劇部はどんな雰囲気のところですか?
顧問の先生のパワハラがひどいですが・・・楽しいところは楽しく、厳しいところは厳しく、メリハリのハッキリしたところです。

—— 春秋座での上演に期待していることを教えてください。
花道などの普段の劇場にはないものの使い方にとてもワクワクしています。客席と舞台がとても近いのでいつもよりお客さんに感情や雰囲気が伝わることが嬉しいです。

—— 最後に読者の皆さんに一言お願いします。
大変、感想を言いにくい作品です。ぜひご感想をいただければ幸いです。 応援よろしくお願いいたします！

精華高等学校のみなさんから、上演に向けてコメントをいただきました！！

【公演情報】
高校演劇コンクール近畿大会優秀校
第24回「春秋座」招待公演
演じる高校生

日時：2025年2月2日（日）14:00
公演詳細：https://k-pac.org/events/12241/