機関誌『舞台芸術』7
トランスナショナル/イントラナショナル
<ナショナルなもの>への疑い 太田省吾
イントラナショナルとは何か 鴻英良
インタヴュー 高嶺格 聞き手=鴻英良
木村さんみたいな体だったらどんな人生なんだろうと、
それを知らない自分が許せないから、憑依したくなるんです
ヨーロッパは西洋か? 多和田葉子
神の裁きからの演劇の<誕生>-『バルコン』から『オルダリ』へ 鵜飼哲
音楽とは誰のものか 港大尋
共同討議 <ナショナルなもの>をめぐる現代演劇の臨界点
秀実/内野儀/太田省吾/鴻英良/森山直人/八角聡仁
インタヴュー マリーナ・アブラモヴィッチ 聞き手・構成=渡辺真也 訳=渡辺真也・萩原留美子
今はなき故国ユーゴスラビアと親友スーザン・ソンタグを想う
クロアチアの国民演劇と抵抗する身体 マリン・ブラジェヴィッチ 訳=鴻英良
インタヴュー スレイマン・アルバッサーム 聞き手・訳=鴻英良
アラブ知識人の使命-『アル・ハムレット・サミット』をめぐって
レバノンにおける舞台芸術の〈起源〉と〈現在〉 ラビーウ・ムルウェ 訳=岡真理
ギリシア・ローマ演劇は愛国的(ナショナリスティック)であったか
フロランス・デュポン 訳・解題=横山義志
最後の宮廷道化師? ― アヴィニョン・フェスティヴァルと文化国家フランス 熊谷謙介
時評
それでも演劇は続くのか?-「正義の味方」にならないために 内野儀
「子供の国のダンス」便り ―「正しいだらしなさ」について 桜井圭介
「すし屋の権太」-文楽ヴァージョン 小林昌廣
連載
ブレヒトと方法4 フレドリック・ジェイムソン 訳=大橋洋一・河野真太郎
観世榮夫 わが演劇、わが闘争 6 インタヴュー 聞き手=茂山千之丞
やさしい現代演劇 7 川村毅
北座はいま 3――原歌舞伎劇場の記号学 木戸敏郎
過渡期としての舞台空間――小劇場演劇における「昭和三〇年代」 6 森山直人
投稿 『屏風』、あるいは裏切りという名のゲーム 藤井慎太郎
戯曲 『アル・ハムレット・サミット』
作=スレイマン・アルバッサーム 訳・解題=エグリントン佐藤みか