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大学開学30周年記念・劇場20周年記念公演 桂米團治 春秋座特別公演

今年の「おぺらくご」は《ドン・ジョヴァンニ》!

上方落語界の重鎮である桂米團治の特別公演。2014年に始まり2018年から3年ぶり第6回目の春秋座公演を行います。
1部では上方古典落語をきっちり口演し、2部は落語とオペラが合体した摩訶不思議なコラボ、米團治十八番の「おぺらくご」の上演。米團治が大阪弁で何役もこなし、京都フィルハーモニー室内合奏団の選抜メンバーによる演奏とオペラ歌手も出演し、春秋座ならではの舞台機構を駆使してお見せします。
今回の演目は、2015年に行った《ドン・ジョヴァンニ》(モーツァルト作曲)をさらに磨きをかけてお送りします。3時間のオペラが60分足らずの落語に転化し、分かりやすくて抱腹絶倒の米團治の名人芸をお楽しみ下さい。女たらしのドン・ジョヴァンニが放蕩の末、最後は奈落の底へ…スペクタクルなクライマックスを是非お見逃し無く!

歌舞伎劇場で「おぺらくご」
春秋座は歌舞伎役者の三代目市川猿之助(現二代目市川猿翁)が、大学から芸術発信のために設計した歌舞伎劇場で、現在、四代目猿之助が芸術監督を務めています。米團治は三代目、四代目両者とも共演の経験があり、歌舞伎様式を備えた春秋座で「おぺらくご」を行うことは大変意義のある企画と捉えています。そもそもオペラと落語、それに歌舞伎も和洋文化は違えども、時代は同じ18 世紀(江戸時代)に大流行。歌舞伎様式の劇場で落語+おぺら+歌舞伎の三者がみごとに融合した、春秋座ならではの「おぺらくご」は、ここでしか観られない貴重な公演です。放蕩者ドン・ジョヴァンニの結末は如何に!スペクタクルな舞台機構が大詰めを盛り上げます。肩の力を抜いて思う存分お楽しみ下さい。

桂米團治
昭和53年8月、父である桂米朝に入門。
落語家でありながら、ミュージカルやクラシック音楽に凝っていて、特にモーツァルト熱は重症で、自分をモーツァルトの生まれ変わりだと信じています。幅広い趣味を謳歌しつつも、古典落語に対しては純粋な心で向き合っています。「王道を見失わずに歩む」のが信条。上方の華やぎを大切に落語のさらなる繁栄を願って、今日も落語に邁進します。

1部 落語会
桂米團治
桂米輝

2部 おぺらくご
『ドン・ジョヴァンニ』 モーツァルト作曲
桂米團治
出演:四方典子(ソプラノ) 西村薫(メゾソプラノ) 水口健次(テノール)
演奏:京都フィルハーモニー室内合奏団

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