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【劇場20周年記念プレ公演】
京都芸術劇場 春秋座 芸術監督プログラム
『藪原検校』

主演 市川猿之助に加え、三宅健、松雪泰子、川平慈英ほか、
新たな『藪原検校』に豪華キャストで挑む!

本作の主演を務めるのは、スーパー歌舞伎Ⅱ『新版オグリ』でも演出の杉原とタッグを組んだ歌舞伎界の若き重鎮市川猿之助。その市川猿之助が、PARCOオープニング・シリーズにふさわしい本作で、落語や講談、歌舞伎でも描かれてきた稀代の悪党“杉の市”を演じます。

さらに、舞台『二十日鼠と人間』での主演や、昨年の六本木歌舞伎『羅生門』出演でも話題となった三宅健が、杉の市の処刑を進言する“塙保己一”ほか数役を鮮やかに演じわけ、透明感と妖艶さを合わせ持ち、稀有な存在感を放つ松雪泰子が杉の市の愛人“お市”を。そして豊かな表現力と唯一無二の個性で、ジャンル問わず活躍する川平慈英が、物語の語り部となる“盲太夫”を演じます。
ほかにも、数多くの作品に出演する名バイプレイヤー髙橋洋、17年の『蝉の詩』、『風紋~青のはて2017~』で読売演劇大賞男優賞を受賞した佐藤誓、コメディからシリアスまで演じ分け、確かな演技力で印象を残す宮地雅子、ナイロン100°Cの松永玲子、同じくナイロン100°C所属で、ミュージシャンとしても活躍するみのすけら、舞台・ドラマ・映画と様々なジャンルで活躍する俳優陣が、それぞれ一人複数役で江戸の人物たちを演じ分けていきます。

市川猿之助ほか豪華キャスト、若手演出家・杉原邦生で創り上げる新時代の『藪原検校』にどうぞご期待ください。

作:井上ひさし
演出:杉原邦生
音楽・演奏:益田トッシュ
出演:市川猿之助 三宅 健 松雪泰子 髙橋 洋 佐藤 誓 宮地雅子 松永玲子 立花香織 みのすけ / 川平慈英

世が乱れるとき、ヤツ等は幾たびも現れる!
井上ひさしの傑作戯曲、悪漢浪漫(ピカレスク)に今、新たな生命が宿る!!

とある按摩・盲太夫が語る、稀代の悪党の一代記……。
江戸時代の中頃、日本三景の一つ・松島は塩釜の漁港に一人の男児が生まれた。
親の因果が子に報い……を地でいくこの子は、生まれた時から目が見えない。
盲目の身に生きる術を得るべく塩釜の座頭・琴の市に預けられ、もらった名前が杉の市。
父ゆずりの曲がった性根と母ゆずりの醜さ。
有難くもない天賦のためか、杉の市は殺しと欲にまみれた栄華への道を上り始める……。