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50周年記念 加藤登紀子コンサート
終わりなき歌

選りすぐりのナンバーを取り揃え、
春秋座だけの決定版をお届け!

魂に響く世界の歌。渾身の言葉で紡ぎ、時を刻むオリジナル曲。歌いつがれた心の歌。愛を求め、愛を生き、愛を歌った加藤登紀子の半世紀。デビュー50 周年を記念して膨大な数のレパートリーから選りすぐりのナンバーを取り揃え、集大成の決定版をお届けします。
去年、京都芸術劇場では、「ピアフの生きた時代を語り歌う」というテーマで、マレーネ・デートリヒとエディット・ピアフの両方を加藤登紀子が演じ歌い、大きな反響を得ました。

今年は、加藤登紀子の50 周年にちなみ、60 年代、70 年代、80 年代、90 年代と、大切な歌を網羅する1 部と、これまで歌ってきた外国曲の中から、ジャック・ブレル(※1)のシャンソンと、モダンタンゴのアストール・ピアソラ(※2)に焦点を合わせたプログラムを全訳詞・加藤登紀子でお送りします。

「50 周年記念」として他都市でも行われるコンサートとは一味違う、加藤登紀子の故郷、京都のみのスペシャルプログラムです。どうぞお楽しみに!

※1 ジャック・ブレル:1929 年にベルギーで生まれ、フランスで成功したシャンソン歌手、作詞作曲家。
※2 アストール・ピアソラ:1921 年生まれ。アルゼンチンの作曲家、バンドネオン奏者。タンゴを元にクラシック、ジャズの要素を融合させた独自の演奏形態を産み出した。代表曲「リベルタンゴ」。

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予定曲目

さくらんぼ実る頃
琵琶湖周航の歌
時代おくれの酒場
難破船
懐かしき恋人の歌(ジャック・ブレル)
忘却( アストール・ピアソラ)
リベルタンゴ( アストール・ピアソラ)
愛の讃歌
百万本のバラ
知床旅情

※曲目は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
これからを生きるために「終わりなき歌」を!
時代が移り変わった50 年。
新しい物ばかりが求められた60 年代、70 年代、80 年代……
でも21 世紀。気がついてみたらアコースティックな音楽が愛され、
古いものへの回帰が新鮮に見え始めた。
かつての流行が、あっという間に古びる中で、
決して終わることのない歌があった。
どんな時代にも人々を支え、優しく抱きしめる歌があり、
忘れられない出来事を未来に伝える歌があり、
心に棲み続けるふるさとの歌があり、
力強く生き続ける永遠の歌がある。
時代を超えて生き続けた「終わりなき歌」です。
デビューの頃は将来が見えなくて、途方にくれたこともありました。
でも今はいろいろな価値が巡り巡ったこの半世紀を生きたことで、
過去も未来も見渡せる峠に立ったような気持ちです。
素晴らしい歌を残してくれた先人たちが、
生きていく「今」を自作の歌に紡ぎ続ける力を、私に贈ってくれたと思います。
「生きて行くことは、簡単じゃない。でも素晴らしく生きようとする限り、
どんな苦しみも輝きに変えることができる」と。
50 周年の今年、私の地図はまた新しく、
たくさんの出会いと発見を運んでくれるでしょう。
今ここで歌う「終わりなき歌」が、これからの未来を拓く道であることを祈って、
どこまでも歌って歩きます!

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加藤登紀子 プロフィール

1965 年東大在学中に第2回日本アマチュアシャンソンコンクールに優勝し歌手デビュー。「ひとり寝の子守唄」「百万本のバラ」「知床旅情」などヒット曲がある。歌手活動は年間を通して国内外で行っており、カーネギーホールで2 度のコンサートを成功させたのに続き、‘92 年にパリのラ・シガール劇場でのコンサートが認められ、フランス政府より文化勲章「シュバリエ」が贈られた。東日本大震災後には被災地を度々訪れ復興支援活動も行っている。女優として『居酒屋兆治』(1983 年)などに出演、宮崎駿監督のアニメ映画『紅の豚』(1992 年)では声優としての魅力も発揮した。50 周年を記念して4 枚組ベストアルバム「加藤登紀子半世紀BEST 終わりなき歌」、また、デビューからの貴重なライブ映像を収録した50 周年記念DVD「加藤登紀子の半世紀 その胸の火を絶やさずに」を発売中。
オフィシャルHP http://www.tokiko.com