2017年度共同研究プロジェクト「「ダンス2.0」の環境構築を通して今日的教育という課題へとダンスをつなぐ試み」(研究代表者:木村覚)関連イベント 第5回 超連結クリエイション サバイバー/媒介者/誘惑者/観察者を作るワークショップ
する/しないはあなた次第その場次第
芸術のネクストディメンジョンをみんなで探します!!
参加者大募集!!!
ダンスを作るためのプラットフォームBONUSは、7月に実施した直接民主制への移行が協議された最先端の過疎の村、大川村のリサーチを経て、ワークショップを掘り下げるイベントを行います。協力してくれるのは、砂連尾理(振付家・ダンサー)、神村恵(振付家・ダンサー)、篠田千明(演出家・作家)の三人。12月の東京でのイベントを経て、今回、フレッシュな「未来のワークショップ」を試作します。ワークショップは観客を暗がりから連れ出し、作家のアイディアを、観客が自分の体を使って体感する場です。さらに言えば、ワークショップの場は、作家と観客がひとつのコミュニティを生み出し、そのことが芸術において「社会」を考えるよすがとなるはずです。もっと言えば、作家と観客が役割を入れ替えて、観客が自分の能力を他人に渡すワークショップを作ることだって出来るはずです。
このワークショップでは、三人の作家が蓄えているダンスや演劇のアイディアをベースにして、参加してくださる皆さんとサバイバー/媒介者/誘惑者/観察者を作ります。
これまでの活動についてはBONUSウェブサイトをご覧ください。
こんな方にこのイベントはオススメです
◎ダンス・ワークショップの講師経験者のみなさん
◎ワークショップに関心のある方
◎砂連尾理、神村恵、篠田千明のアイディアに触れたい方
◎現在の社会に不安、欠乏、危機を感じている方
◎未来を生きるサバイバー、媒介者、誘惑者、観察者になりたい方
◎ダンスや舞台芸術を介して社会を考え、社会を作りたい方
◎今後のダンス表現の行方を知りたい方
◎振付家・ダンサー・演出家・俳優・観客・舞台制作者、、、
◎その他、現在を生きているすべての方
実施予定のワークショップ
*タイトルでどんなワークショップか想像してみてください。中身は当日のお楽しみ。
「子どもが社会の宝なら、病を抱えた老人も宝であって良いんじゃない!ワークショップ
‐老いて病を抱えた親を支え合うためのネットワークづくりをすることから日本一人口の少ない村をイメージする。」ゲスト:佐久間新(ジャワ舞踊家)
「ずっこけ講座」
「空気を読むワークショップ」 etc.
イベント詳細
会場|studio21
日時|2018/1/28(Sun) 12:00-18:00(出入り自由)
事前予約の方法|入場は無料です。事前予約をお願いします。
2018/1/27までに以下のアドレス宛に件名を「京都WS」とし、氏名、連絡先(お電話番号)、予約人数を明記してメールをお送りください。早めのご予約をお勧めいたします。
予約用アドレス: BONUS.info00@gmail.com
【当日のタイムテーブル】
12:00~13:15
①知らない人の空気を読んでみる
②大川村の花取り太刀踊りを習ってみる
13:20~15:00
③個人の問題を他人に開いてみる
④ジャワ舞踊家・佐久間新さんとジャワ風音楽を作ってみる
15:20~16:30
スタジオの外でのワーク
⑤耳を当ててみる
⑥口に物を入れてみる
⑦包帯を巻いてみる
16:35~17:45
⑧今日1日だけの仮設の芸能を大川村の人にプレゼンしてみる
+振り返りタイム
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研究代表者の木村覚さんによる本研究会も含めたプロジェクトの論考が、京都造形芸術大学舞台芸術研究センターが企画・編集をしている書籍「舞台芸術21」に掲載されました。
ぜひご高覧ください。
◆p.57「未来のダンスを求めて」(論考 木村覚)
「舞台芸術21」(2018年3月25日初版発行)
http://k-pac.org/book/21.html
主催|
京都造形芸術大学〈舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点〉2017年度共同研究プロジェクト「「ダンス2.0」の環境構築を通して今日的教育という課題へとダンスをつなぐ試み」(研究代表者:木村覚)
協力|
京都造形芸術大学<舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点>2017年度共同研究プロジェクト「老いを巡るダンスドラマトゥルギー」(研究代表者:中島那奈子)
一般社団法人日本パフォーマンス/アート研究所
出演者
神村恵|かみむらめぐみ|振付家・ダンサー
ダンサー、振付家。2004年よりソロ作品を発表し始め、国内外の様々な場所でパフォーマンスを行う。2006年より、神村恵カンパニーとしても活動を開始。また、他のアーティストとの共同制作も精力的に行っている。2010年トヨタコレオグラフィーアワードファイナリスト。2014年4月、STスポット にてカンパニー作品「腹悶」を上演。物質としての体・感覚する主体としての体・何かを指し示す体、が交差する場としてダンスを立ち上げる方法論を探っている。
篠田千明|しのだ・ちはる|演出家・作家・イベンター
演出家、作家、イベンター。1982年東京生まれ。2004年に多摩美術大学の同級生と快快を立ち上げ、2012 年に脱退するまで、中心メンバーとして主に演出・脚本・ 企画を手がける。以後、バンコクを拠点としソロ活動を続ける。 近年は「四つの機劇」「非劇」と、劇の成り立ちそのものを問いながら作品を制作し、最新作はチリの作家の戯曲を元にした「ZOO」。 公益財団法人セゾン文化財団2016、17年度ジュニアフェロー。
砂連尾理|じゃれお・おさむ|振付家・ダンサー
91 年、寺田みさことダンスユニットを結成。02 年、「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2002」にて、「次代を担う振付家賞」(グランプリ)、「オーディエンス賞」をW受賞。04年、京都市芸術文化特別奨励者。08年度文化庁・在外研修員として、ドイツ・ベルリンに1年滞在。近年はソロ活動を中心に、ドイツの障がい者劇団ティクバとの「Thikwa+Junkan Project」、京都・舞鶴の高齢者との「とつとつダンス」、宮城・閖上(ゆりあげ)の避難所生活者への取材が契機となってプロジェクト化した「猿とモルターレ」等を発表。著書に「老人ホームで生まれた〈とつとつダンス〉―ダンスのような、介護のような―」(晶文社)。