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LIVE BONE 大解剖

心臓、腎臓、内耳、膀胱、肺、ホネの妖精
ミスターBONEが春秋座に現れる
赤ちゃんから大人までみんなで一緒に楽しめる新感覚のダンス公演が、この夏、スペシャルバージョンとして春秋座に再登場!その見どころを徹底解剖します。
PHOTO: Yoshikazu Inoue、Maiko Miyagawa

 

強力なアーティストが終結したダンスライブ

『LIVE BONE』はNHK教育テレビ『からだであそぼ』で「踊る内臓」を作り出した、ダンサーの森山開次さん、コスチューム・アーティストひびのこづえさん、作曲家の川瀬浩介さんの3人がタッグを組んだダンスパフォーマンスです。

 

ダンスを初めて観る人におススメ

ダンサー達が「骨」「心臓」「目」などの身体の器官のコスチュームでパフォーマンス。時にシュール、時にコミカルに、生きることや身体の不思議を感じさせてくれます。劇場を後にする頃には自分の身体がさらに愛おしく、温かな気持ちになるはず。

 

ポップで壮大なカラダの音

内臓の音や気持ちを表現する音楽は、表現形態を問わず音楽とアートを自由に越境する作曲家・川瀬浩介さんが担当。シーン毎のポップな音楽にワクワクしたり時にドキドキしたり、 壮大な音楽が劇場を包み込みます。

 

しなやかな肉体が踊る

ニューヨークタイムズ紙で「驚異のダンサー」と評された森山開次さん。自由自在で繊細、かつ愛に溢れたダンスで人々を魅了するダンサー・振付家です。能など伝統芸能とのコラボや新国立劇場で上演した新感覚のファミリー向けダンス公演『NINJA』の演出・振り付けを行うなど、大人から子どもまで幅広い世代にむけた作品もされています。

美術と衣装を手がけるのは、あの人!

ひびのこづえさんのデザイン画

野田秀樹演出の舞台やNHK Eテレ『にほんごであそぼ』、CM、バレエ、映画など様々なシーンで活躍しているコスチューム・アーティスト、ひびのこづえさん。ラストシーンで登場する、赤血球をイメージした特大オブジェは圧巻です!

 

 
春秋座オリジナルバージョンで上演

2010年の初演以降、各地で上演を重ね、進化してきたこの作品。春秋座では2015年以来、7年ぶりに上演します。今回は、学内選考を経た学生ダンサーも出演。春秋座ならではのバージョンでお届けします。

赤ちゃんから大人まで楽しめます
この公演は0歳から入場可能。初めての劇場体験にもおすすめです。劇場内1階と地下1階男性・女性トイレにはおむつ替えベットを設置しています。

託児サービスもご利用できます(要予約)
対象:生後6ヶ月以上、7歳未満
料金:お子様1名に付き1,500円
申込期間:2022年6月29日(水)~8月8日(月)17時まで
【託児予約・お問合せ】
京都芸術大学 舞台芸術研究センターTel.075-791-9437

 

公演情報はこちらから

 

アーティストプロフィール

写真左より森山開次、ひびのこづえ、川瀬浩介

 

森山開次(もりやま・かいじ)
舞踊家/振付家/演出家
神奈川県生まれ。21歳でダンスを始める。2005年ソロダンス『KATANA』で「驚異のダンサー」(ニューヨークタイムズ紙)と評され、07年ヴェネツィア・ビエンナーレ招聘。12年発表の『曼荼羅の宇宙』にて芸術選奨文部科学大臣新人賞ほか3賞受賞。13年文化庁文化交流使。19年『ドン・ジョヴァンニ』(総監督・指揮:井上道義)でオペラ初演出。20年新国立劇場バレエ団『竜宮』演出振付美術衣裳。21年東京2020パラリンピック開会式演出・チーフ振付。同年カイヤ・サーリアホ作曲の国際共同制作オペラ『Only the Sound Remains』にソロダンサーとして起用、ヴェネツィア・ビエンナーレ他海外ツアーに参加中。伝統芸能とのコラボレーションや映画・テレビ・広告・ファッションなど、ジャンルを自在に横断した活動で、現代のダンスシーンを牽引するアーティストの一人である。
http://kaijimoriyama.com

 

ひびのこづえ
コスチューム・アーティスト
静岡県生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。コスチューム・アーティストとして広告、演劇、ダンス、バレエ、映画、テレビなどその発表の場は、多岐にわたる。1997年作家名を内藤こづえより改める。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」のセット衣装を担当中。歌舞伎「野田版 研ぎ辰の討たれ」「野田版 桜の森の満開の下」、現代劇の野田秀樹作・演出の「Q: A Night At The Kabuki」「フェイクスピア」、森山開次ダンス「サーカス」「不思議の国のアリス」「星の王子さま-サン=テグジュペリからの手紙-」など衣装担当。ダンスパフォーマンス「LIVE BONE」「WONDER WATER」「Rinne」「Piece to Peace」「MAMMOTH」「ROOT:根」「UP AND DOWN]を展開中。熊本市現代美術館にて2022年夏個展「不思議の森に棲む服  ひびのこづえ×熊本展 Wonder Forest Closet」開催中。
http://www.haction.co.jp/kodue/

 

川瀬浩介(かわせ・こうすけ)
作曲家・美術家
1970 年 京都生まれ 東京育ち。02 年、光のための音楽《Long Autumn Sweet Thing》を発表し、美術家としてデビュー。10 年、第 13 回文化庁メディア芸術祭に、代表作《ベアリング・グロッケン II》(ベアリングに用いられる金属の球を使って鉄琴を自動演奏させる楽器)が出展され話題に。15 年と 19 年には、作曲家として、森山開次《サーカス》《NINJA》の音楽を担当。2020 年、過去 1 年間に作曲したダンス作品のための音楽をまとめたベスト盤《ROMANTICMAN GOING TO THE FRONT》を配信リリース。デビュー以来、「間口が広く奥行きのあるもの」を追求している。「あなたの心に眠る感動を呼び覚ますこと──それが私の使命です」
https://www.kawasekohske.info/