追悼 宮沢章夫
劇作家、演出家、小説家など幅広い分野で活躍され、本学では2000年から2004年まで舞台芸術学科(旧映像・舞台芸術学科)で教鞭を執っていただきました宮沢章夫さんが2022年9月12日、うっ血性心不全のため東京都内の病院で亡くなりました。
宮沢さんは1985年にシティボーイズ、竹中直人さん、いとうせいこうさん、中村ゆうじさんらと共にユニット「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を結成し、作・演出を手がけられ、1990年には劇団「遊園地再生事業団」を結成。主宰を務め1993年『ヒネミ』で岸田國士戯曲賞を受賞。2010年には『時間のかかる読書-横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず』で伊藤整文学賞を受賞されました。また本学の後、早稲田大学文学学術院でも教鞭を執られました。
ここに謹んでご冥福をお祈りし、ゆかりのある方々の追悼文を掲載いたします。
(舞台芸術研究センター所長・安藤善隆)
目次
宮沢さん、ありがとうございました 松尾スズキ
「かっこいい笑い」とサブカルチャー 和久田賴男
そのころ、宮沢さんは、京都にいた―― 森山直人
『舞台芸術』に読む、宮沢章夫のことば 新里直之